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テーマはアジャイルと公共圏 - AR Commons
by TARO MATSUMURA - 2009.07.10 22:47
iPhone 3GS、HT-03Aなど、GPSと電子コンパス、Wi-Fiを当然のように搭載したスマートフォンが出そろい、いよいよ小さなポケットに入るコンピュータを持って街に出よう、そんな気運が高まってきた。技術論と共に醸成されるべきARを中心とした社会デザインについて議論の必要性が出てきた。その答えを求めるのが、AR Commonsの立ち上げである。
イベントのテキスト中継の結果は、Twitterの「#ARC2009」から検索するコトが出来ます。
AR Commonsの設立メンバーは、セカイカメラのプロジェクトにも参加する岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー教授 赤松正行氏、慶應義塾大学政策・メディア研究科教授 岩渕潤子氏、慶應義塾大学環境情報学部准教授でケータイラボでの僕の恩師でもある加藤文俊氏、海外からはポンピドゥーセンター・IRI研究所 副所長 Vincent Puig氏、スタンフォード大学教授、スタンフォード・ヒューマニティーズ・ラボ 所長 Jeffrey Schnapp氏。いずれもARに関して技術的・人文的なアプローチをしている方々だ。
今回のAR Commons設立とキックオフシンポジウムは、非常に短期間で、かつアジャイルなネットワークで成立している点がユニークだ。岩渕氏は、こんなエピソードを披露する。
「2009年5月12日に、頓智・の井口さんとネット上に出会った。それ以降、私と井口さんの間で500通のメールをやりとりした。そして6月5日に、ARを議論するプラットホームを作った。25日に慶應からプレスリリース。出会いから2ヶ月弱で人が集まり、私たちは考え始めた」(岩渕氏)
シンポジウム当日は、決断ポトフのそらのさんによるUSTREAMライブ中継、僕のTwitterのテキスト中継、Mercy 山田さんによる3D中継などが行われた。エンディングを見てびっくりしたんだけれども、僕もちゃっかりエンドクレジットに入れて頂いていた。加藤先生との往復6通ほどのメールを交わして参加させて頂いたんですが、僕も中継スタッフとしてシンポジウムに参加したことになっていたのだ。
後の議論にも登場するが、ARも非常にアジャイルに構成される環境であると考えている。その議論の場として設置されたAR Commonsが、まさにアジャイルに人が集まり、議論が生まれ、提言を出していく。非常に刺激的で納得感があり、かつスピーディな動きを見せる集団に参加できた事をうれしく思うし、加速度的に拡がるARの世界をリードしていけるのではないか、と期待も膨らむ。
岩渕氏は、今日のテーマについて、「ARの活用へ向けて、公共圏(Public Sphere)とは何か、何をすべきが議論をしよう」と呼びかける。セカイカメラの、今朝コンパイルが終わったという最新版を活用したデモや、そのほかのARプロジェクトのショーケースを見ながら技術の現状を見つつ、人文系の領域でARをどのように社会化していくのか。大いに考えるきっかけになったイベントであった。
AR Commons
AR COMMONS JAPAN は拡張現実空間の公共圏について考え、創出し、共有するボランタリーなネットワークです。
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