IDEA | WORK

Unit powered by fusenで特許取りました

by TARO MATSUMURA - 2009.07.30 15:46

Unit powered by castalia

 castaliaを通じて作っているオンライン学習・アノテーションツール「fusen」。これを活用した学びの計測プラットホーム「Unit」で特許を取得しました。今後castaliaが運営するオンライン学習サイト「castalia.jp」にUnitを組み込みながら、新しい、みんなで学ぶ、オンライン学習環境を確立し、これを流通させる「デジタル・アイデンティティ事業」(dID)の立ち上げを行っていきます。

 僕がcastaliaに参加したのは2007年秋。Unitはcastaliaで作ってきた5つ目のアウトプットになる。

 学び系ポッドキャストポータル「castalia.jp」、デジタル音新書を標榜するPodcastのブラックレーベル「TALKSHOW」、Podcastの動画や音声に対する時間指定のアノテーションツール「fusen」、企業のコアコンピタンスに関する地を集積するウェブメディア「WebThinkTank」、そしてこのfusenによる学習履歴の「Unit」の特許取得となった。

 特許というのはやっぱり下りるまで1年くらいかかるのですが、当時のアイディアに自分もまだまだ興味があったのでほっとしているところでもあります。

 さて、ベースとなったfusenについて触れておこうと思う。

 fusenは「ノートパソコンなどを前にして自立学習をするときに、まさか紙のペンとノートを広げるわけ内だろう」というところから出発し、映像や音声のタイムラインにノートを挟む事が出来れば、一連のコンテンツに眠る知識や気づきを顕在化させて、共有可能に出来るだろうというアイディアで実装した。

 Twitterの様子も見ていた。Twitterはマイクロコンテンツの積み上げによって知識が形成される可能性を感じていた。一方fusenは、既存の授業や講演などのコンテンツから、いかにマイクロコンテンツを抽出するか、と言うツールとして、オンライン学習のペンとノートを作った。もちろんTwitter連携等は、今後の視野に入れるべきポイントだ。

 ただ、大学の授業には単位がある。オンライン学習でも、何らかの単位が糧になったりしないだろうか。もう一方でウェブには広告やPRの市場がある。僕はどうしても、学びに帯びる広告価値を可視化したいという欲求もあった。

 そこで考えたのがUnitである。

 fusenによるオンラインでの学びを測っていく。fusenにはタイムラインへの書き込みと、他人のfusenの取り込みという2つのモードがある。これらに差を付けてカウントしていき、一定数の決まった単位を取得したらコンテンツ修了を認定する、と言う仕掛けにした。なぜコンテンツにアノテーションを付ければ単位取得になるのか。

 前提としてコンテンツに学びが含まれている、と言う場においては、以下にしてその学びを指摘して、可視化して、共有可能にしたか、という貢献というアクティビティを評価していくという考え方だ。後から学習する人は、その可視化された知識を取り込んでいく事によって知識習得や学習の短時間化が可能になる。時間を削減できる事は、尺のあるビデオや音声コンテンツから学びを得るときに、非常に効果があると経験上考えているからだ。

 こうして数量化された学びの経験に、広告的な価値を持たせる。こうして、僕がずっと実現したかった「企業が学びをサポートする」という社会貢献のプラットホームに出来れば、と考えている。以下にそれがわかりやすく、また使いやすく、学習者もスポンサー側もわかりやすいプラットホームに仕上げるか、がこれからの課題だ。

 ユーザー側には学びが溜まっていく事で、「この人は何を知っているか」という単位が溜まっていく。この集合体を「デジタル・アイデンティティ」として流通可能にする材料として活用していきたい。そのため、Unitの実現はcastaliaのデジタル・アイデンティティ事業の立ち上げに結びつくモノなのだ。

 ということで、これからが大変なところではありますが、ご興味のある方はぜひコンタクト頂ければと思います。

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