BLOGGING
We can feel and share with mode of tech #BAD2009
by TARO MATSUMURA - 2009.10.15 00:00
Blog Action Day 2009のテーマはClimate Change。10月15日にいち早くなる日本は、スターターとしての役割があるんじゃないか、と思っている。ということで、気候変動について考えていきたい。僕のテーマはモバイルとモード。気候変動に、僕らの手元のケータイは何が出来るのだろうか。
気候変動は、非常に長い地球の呼吸によって行われているシステムだ。時には今よりずっと地球が温かく、東京の半分以上のエリアが海の底だった時代もあれば、今よりずっと寒く日本列島が大陸とつながっていた時期もあったという。そして現在は、ここ数百年、現在の海岸の地図のままのようだ。
ところが、この海岸線が、温暖化によって変わろうとしている。島もなくなるかもしれない。日本も沖ノ鳥島をコンクリート漬けにして領海を守っているが、国土全部をコンクリート漬けにしなければならない地域が、今世紀中に出てくる可能性があることに、目を向けるべきだ。
しかし繰り返しになるが、気候変動は地球の呼吸。人間の影響で温暖化しているのか、はたまた地球の呼吸のサイクルなのか、現在が過去にならなければ知ることが出来ない点もまた、論議を呼んでいる。何もしなくていいのか、何かに真っ先に取り組むべきなのか。
最近学生と議論をすると、「所有しない社会、消費しない社会」がしっくり来ると言う。三種の神器などない、消費によるステイタスなど得られない。夢や希望の前に、今日という現実と戦っていかなければならない。消費拡大、景気浮揚、少子化対策など、現在議論されている政策は、確かに今までの論理では間違っていないのかもしれない。
そしてその政策を考えている人たちからすれば、「所有しない社会、消費しない社会」と聞くと、僕も含めて、経済や社会の発展を経験したことがない、負のスパイラル世代のネガティブな発言と指摘するのだろうか。いやいや、今後の地球でサバイブしていく素養を持っている新世代、と期待を寄せるのか。
僕はここで、パーソナル・テクノロジーが地球や社会のためのソーシャルキャピタルを作っていく活動を提案したい。その最初のテーマの1つに「気候変動」がピッタリではないか、と思う。
みんな、手元のケータイを開いてみて欲しい。iPhoneはらスワイプしてロックを解除してみて欲しい。カメラを起動して、写真を撮る、なんてことは毎日やっている事かもしれない。しかし、日本では、この何気ない仕草が、科学技術で観測不可能だったゲリラ雷雨を予測し、10分単位の天気予報を実現したのだ。
このサービスを行っているウェザーニューズは、観測ならぬ「感測」が科学を効果的に上回った、と自身も驚き、また自信を見せる。人の感覚の情報とケータイのカメラの画像を集めると、これから突然起きる激しい気象現象が分かるのだ。非常にアナログなセンサーを、デジタルなケータイでネットワークすることで、解像度の高い気象の分析に成功したのである。
さあ、このネットワークを世界に広げてみてはどうだろうか。
pachubeは、世界中のセンサーやエネルギー、環境情報をリアルタイムに共有し、ウェブサービスなどに活用できるサービス。自分がリアルタイムデータの発信者になれるし、共有されている情報を活用して実験をしたり、何かを知ることも出来る。pachube内でのホットなキーワードはtemperature、power、wattsあたり。何が起きているのかおおよそ見当がつく。
その場所に住んでいる人だからこそ分かる感測、世界中のリアルタイムデータを集積することで、ITから気候変動を知る手段が生み出せるのではないか、と大いに期待できそうじゃないだろうか。ここには、科学的なブレイクスルー、人間社会の継続と発展、そしてなにより、テクノロジーが大勢の人間を救う初めてのチャンスがある。
僕は、この非常にエキサイティングな課題に取り組むべく、活動を始めようと思う。もちろん、現在の社会や経済、文化などへの寄り深い理解と体験をすすめる必要がある一方で、新しい動きをまさに感じて作っていく事を怠ってはならない。
消費に紐付いたライフスタイルの提案はもうやめて、より細かい人間の心理や行動の動きである「モード」について考え、感じ、共有していくことにしよう。Twitterやモバイルで、その経験を我々はし始めている。そしてMode of Techから紡ぎ出される情報や行動の集積によって表現される、地球とその未来についての活動を始めよう思うのだ。
Blog Action Day 2009: Climate Change
地球温暖化に代表される気候変動は、環境だけの問題ではなく、世界中の人びとの生活に様々な形で影響している問題です。 気候変動が、食糧不足、洪水、戦争や、1億5千万を超える難民の原因の一つとなっているとも考えられているのです。 気候変動問題の緊急性や、今年の12月にコペンハーゲンで開催される国際会議が迫っていることを踏まえ、私たちはブログコミュニティが気候変動をテーマとして、この問題を解決するための持続的なソリューションを議論する機会を持つことが重要だと考えました。 今なら、まだ間に合うはずです。
Related Article
Trackback
- URL:
http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/10147