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    COLUMN

    明け方にイルカは跳ぶ 後篇 - 瓶てーじ #005

    「あなた、前にイルカと話せるって言ってたじゃない。 どういうことか、みんな、知りたがってるのよ。 超音波を出せるということなの?」 「まあ、平たく言えば、 イルカの鳴き真似が出来るという程度のことなのだけれど、 超音波を出せるということでもあるらしい。 少なくとも、不機嫌な女の子に対するよりは、 ある種の言語によるコミュニケーションのある状態を 作り出せる。」

    COLUMN

    明け方にイルカは跳ぶ 前篇 - 瓶てーじ #003

    着信表示を見て、 ラジオのダイヤルを回し、3コール待ってから電話をとった。 彼女からだ。 大方、どこかの店からでも掛けて来ているのだろう。 案の定、カトラリーの音とBGMと笑い声と滑舌の不確かさとで、 すぐにそうと判った。

    COLUMN

    朝のルーティン - 瓶てーじ #002

    僕はひとまず、朝のルーティンに入る。 ラジオをつけて、コーヒー豆を引いて、 パンをトーストにつっこんで、ペーパーを眺める。 シドニーがいたかいないか分からないけれど、 ほのかに残るヴァニラの香水と、ドリップから 立つコーヒーの薫りが、絶妙にマッチする。 少しにんまりしてみたところで、 すっとその表情は元通りに戻った。

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    そして、ロッド・スチュワートと - 瓶てーじ #001

    シドニーは、音もなく出て行った。 出て行ったのか、 そもそもの始めから彼女なんてものは存在しなかったのか、 判らなくなるくらいに、ひっそりと。 (事実、僕は時々、この手の境界が不明瞭になる。) そして、何れにしても、物語は始まった。

    TOKYOTODAY

    瓶てーじ2007 - トーキョー創造生活蒸留所

    Label #02 - THE VINTAGE - tokyo life and imagination distillery 2007年の新しいプロジェクトです。トーキョーでのタナカヒロトとマツムラタロウのコミュニケーション1年分を、酒瓶に詰めてアーカイヴしようというアクティビティ「瓶てーじ」。ボトリングは2008年1月13日を予定しています。