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ANOBAR8がやってきた - テレビとウェブのマッシュアップ


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.02.07 11:05

ANOBAR 8

 最近、テレビをオンタイムで、つまり放送時間に見ないでHDDなどに録画してみることが多くなった。いや、理にかなっていると言えば、理にかなっている見方なのだが、このガジェットはテレビをオンタイムで見る1つの動機付けを作るかも知れない。

 先日応募してみたANOBAR8のモニターが当たり、家にANOBAR 8が届いたので早速設置してみた。ANOBARは、2009年に取材に行った佐々木俊尚さんの仕事場に設置してあって、流麗なアニメーションとテレビへのadd-on感覚、そしてなによりびっくりしたのは、別々にネットにつながっているSPIDERと連携して、録画再生中もテレビ実況を楽しめるところだった。

 今回モニターとして送られてきたANOBAR8は、その当時見たANOBARよりもディスプレイ部分を小さくモノクロ階調にし、さらにデザインが面白くなったところ、だろうか。早速、開封から。

ANOBAR 8 ANOBAR 8

 いきなり宅配便でこのサイズの箱が届くとびっくりしちゃうと思うけれど、かなり横長な箱が届いた。あけてみると、台形のパターンが印刷された黒い箱。そして中からは、透明のチューブ状のデバイスとリモコン、ACアダプタ、本体と同じように細長い説明書が出てきた。中身はこれだけ。

ANOBAR 8 ANOBAR 8

 チューブ状の本体は、表面に液晶ディスプレイ、背面は基盤がそのままのぞき込むことができるデザイン。両端はスピーカーになっており、片方の端にはインターフェイスが並ぶ。ちなみにWi-Fiアクセスも可能。電源とネットワークしか使っていないので、そのほかの端子類がどう使われるのか、かなり楽しみだ。

ANOBAR 8 ANOBAR 8

 早速電源を入れると、ANOBARの文字が浮かび上がり、すぐにパスコードの入力。リモコンからその数字を入れると動き出す。ちなみにリモコンの電池蓋の中にはリモコンの説明書が仕込まれている。というのも、ボタンの数を極力減らしたデザインで、リモコン自体のモードを切り替えることで、テレビ連動にしたり、学習リモコンモードに変えたりできるのだ。

 基本的にはテレビとANOBARのチャンネル切り替えを同時に行えるモードで使う方がよいと思う。ANOBARには、テレビ実況、カスタム実況、Twitterタイムライン、ニュース、天気、市況、RSSなどのモードが備わっているが、多分テレビ実況、Twitterタイムラインとニュースをメインに使うんだろうな、と…。

ANOBAR 8 ANOBAR 8

 早速、テレビをつけて、ANOBAR視聴体験スタート。

 ANOBARのデフォルトのリモコンには、関東の地デジと同じチャンネル割り振りがしてある。つまりリモコンの「I」を押すとNHK G、「V」を押すとテレビ朝日、と言った具合に選局できる。テレビ連動モードにしてあるので、テレビもそのチャンネルに変わるが、ANOBARはそのチャンネルの実況スレに切り替わる。

 テレビ実況モードがANOBAR8の1つの目玉なのだが、これも2ちゃんねるだけでなく、ニコニコ実況やTwitterのテレビ局のハッシュタグを元にしたTweetなども表示してくれる。Twitterを表示するときは発言の前にアイコンを表示してくれるのだが、階調表示でもTwitterアイコンは判別できるから不思議だ。

 テレビ実況モードでは、テレビ実況のレス数の上位3つのチャンネルの盛り上がりグラフを表示してくれて、今放送されているどの番組が面白そうかを視覚的に表示してくれる。ザッピングにはちょうど良い機能だ。また実況スレで流れてくるアスキーアートを右端に表示してくれたりするのも楽しい。

 そしてテレビ実況モードでリモコンの上下キーを押すと、文字拡大、盛り上がりのグラフ表示などをチェックできる。

ANOBAR 8 ANOBAR 8

 ANOBARそのものの動作やリモコンの機能は、ウェブ経由で設定できる。例えばテレビ実況のソースを切り替えたり、割込表示を設定したり、フィルタリングを行える。またWebリモコン機能では、ANOBARそのものやテレビのチャンネル切り替えを、ウェブブラウザから行える。ということはANOBARに赤外線ポートも付いている、と言うこと?

 一通り使ってきて、特にWebリモコンのあたりで、ここまでリニアに目の前のガジェットとウェブがキレイに連携しているガジェットに出会ったことがなかった、と感嘆のため息を漏らした。なんて言うか、この心地よさと言ったらないですね。個人的な萌えかもしれないけれども。

 多分今まで、テレビは一方的に楽しんできたものだった。そして、Twitterにはしょっちゅう書き込んでいるけれど、2ちゃんねるもそこまで日常的身近に触れてきたわけではなかった。どちらも非常に受動的に触れてきたメディアであった。それが、テレビの下に設置するティッカーとして、究極の受動的にプッシュされてくる。ちょっとしたプル感とのブレンドも面白いが、プッシュを極限まで極める感覚というのも、こんなに面白いものだろうか。

 そして次の衝動は、自分の発言も、あのティッカーに流れて欲しい!流れている様子を見たい!ということだ。Twitterのタイムライン表示なら可能だと思うんですが。

 さて、個人的なカスタマイズを最後に。リモコンボタン、地デジでは「X」「XI」「XII」はチャンネル割り当てがないので、それぞれTwitterタイムライン、Twitterリアルタイム、そしてRSSにした。

 最初はニュースに設定していたのだが、イマイチニュースのチョイスがあわないため、ひとまずロイターの全てのRSSを追加しておいた。本当はGoogleリーダーの購読RSSを登録したいのだが、ATOM形式であるせいか、登録できなかった。このあたりは、おそらくシステム側の改善で対応できるんじゃないか、と思う。

 もう1点、設置から少し使うまでの感想として、設置場所に困る、と言う点がある。冒頭の写真が我が家のテレビ周辺の環境なのだが、ぴったりのサイズのテレビ台を使っているため、テレビ画面の直下(多分ANOBARのベスポジ)にANOBARを設置することができなかった。

 うちのREGZAの場合、足が画面より前にせり出していて、チューブ状のANOBARは設置できないのだ。そのためテレビ台の2段目に置いてみたが、テレビとANOBARのちょっとした視線移動がややストレスになるので、何とかしたいところだ。

 ということで、ANOBAR生活、また何か気付いたらポストしたいと思います。


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