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CADとCGのマッシュアップが想像力と創造性をかき立てる - 8/2 ダッソー・システムズ Designer's Cafeへのお誘い


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.07.30 00:57

 3Dデザインツール「CATIA V6 for Creative Designers」が体験できるイベント、Designer's Cafe(Facebookイベント / ウェブ申し込み)へのお誘いです。8月2日15:30〜18:30まで、溜池山王のNVIDIAのオフィスで、最新の3Dデザインツールの可能性を存分に楽しめます。最近プロトタイピングや3Dに興味を寄せていたところだったので、とてもぴったりの学ぶチャンスだと思っています。僕も遊びに行きますので、ぜひご一緒しませんか?

 ちょっとびっくりしたのだが、いままで製図やCADは設計する人のためのモノだというイメージが強かった。しかしダッソー・システムズは、製造業の設計部門やエンジニアリングから、デザイナー、マーケティング、コンシューマーなど、非常に幅広い対象へと、CADや3Dの可能性を広げつつある。まさに、コミュニケーションのツール、言語のような役割を果たしてくれそうだ。

 さて、まずは下の画像を見て欲しい。

CATIA V6 Demo

 コーヒーカップの写真、ではなく、CADデータをレンダリングしたモノだ。こういう画像はCADというよりはCGの世界のモノだというイメージを持っていたのだが、先日見せて頂いたダッソー・システムズのCATIA V6では、CADのデータをバーチャルな空間において、どのようになるのかを写真を撮ったようなイメージで見ることができるのだ。

 元のデータはこちら。

CATIA V6 Demo

 CADながら、ポリゴンのように、モデルを変形させることもできる。

CATIA V6 Demo

 これをレンダリングすると…。

CATIA V6 Demo

 さらに、陶器から硝子に素材を変更すると…。

CATIA V6 Demo

 といった具合だ。特に硝子は、周囲の風景が映り込んだり、光の屈折まで計算され、さらに置かれているテーブル面のマテリアルから反射の具合まできちんと計算されている。これに、どんな意味があるのだろうか。

 これは、プロトタイピングや製品開発などの元々のものづくりの部門だけでなく、マーケティングやPRにイメージを伝えることもでき、ものづくりに参加することが出来るようになる。CADデータが、コミュニケーションツールとしてレンダリングされているのが、正に上で見てきたグラフィックスなのだ。

 一度作ったデータは、ぐるぐる回したり、全く違うシチュエーションに置いたりすることもできる。ある意味、非常に精度が高い、本物に近いプロトタイプを自由に作り、自由に置き、確かめることができるようになっている。これなら、図面が読めない人でも、何ができあがるのか、どんな雰囲気なのか、ということが分かる。

 ここで、プロトタイピングを通じたバーチャルとリアルの境界をさまよう体験を感じている。

 昨日もご紹介の通り、今、iPadとMacBook Airに対応するバッグのデザインをしている。幸いなことに、サンプルができあがって、それをいま実際に使って、使い勝手などをチェックしている真っ最中だ。つまり、プロトタイプを使いながら、良いところ、悪いところを確認している。リアルなプロトタイプを実際の生活の中に入れて試せるというのは非常に贅沢である、ということがよく分かる。それほどに気づきがたくさんあるのだ。

 こういうカバンのようなモノは、サイズにしても、使い勝手にしても、実際にサンプルを作って使ってみて、イメージを膨らませる方が効率的かも知れない。しかし、じゃあ航空機や自動車、はたまた原子炉なんかは、実際に作って見る、というプロトタイピングはなかなか難しい。そういうときに、エンジニアリング的に、あるいはデザイン的に、はたまたマーケティング的に、よりリアルに近いプロトタイピングを行えることに価値が出てくる。

 以前Appleのプロダクトデザイナーにお話を伺ったとき、製品化されるかどうかは別にして、Appleのデザイナーはプロトタイプをけっこう作らせてくれるのだ、と聞いた。普通のメーカーだと、数が制限されていたり、若手のデザイナーのアイディアはなかなかプロトタイプに至らなかったりしているなかで、Appleの姿勢は、いかに良いアイディアを埋もれさせないようにするか、いかに実際の使い勝手の中で設計するか、が徹底されているように思える。

 もちろん、プロトタイプが作れない理由はコストによる部分が多いそうだ。そういう環境において、CATIAのようにリアルなプロトタイプを作ったときのようなイメージが作り出せるとすれば、アイディアをより伝えやすくすることができ、若手のアイディア、奇抜なアイディアも形にするチャンスが広がるかも知れない。

 フランク・ゲーリーはまさに、CATIAで見せ、コストの検証をし、奇抜なモノを本当に作れるのだ、と説得する。イメージや実際の製造などに対して、一気に現実味を与えてくれる可能性が広がるのだ。

 ダッソー・システムズのオフィスにお邪魔して、こんな話を聞いてきたが、8月2日の午後に溜池山王で行われるDesigner's Cafe(Facebookイベント / ウェブ申し込み)では、もっと詳しいご担当者からの話や、最高のマシン環境でのデモを体験できる。

 若手のデザイナーや学生、あるいはウェブ系のデザイナーやマーケッターの方も、一度見ておくと、非常に想像力が広がるのではないか、と思う。

 なお、10月19日に、ザ・プリンスパークタワー東京で、ダッソー・システムズ ジャパンフォーラム2011が開催されるそうです。7月11日から、バーチャルイベントもオープンしているそうなので、これもチェックしてみて下さい。


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