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CLIE's Tragedy - ガジェットの星の終わり
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.02.23 14:13
SonyのPalmOSを搭載したPDAである「CLIE」。僕も1台持っているけれど、ガジェット好きな僕にとってPDAはやはり独特な存在だったし、とても魅力を感じてしまう“モノ”だった。日本ではシャープ「Zaurus」と並んで一大ブランドとなったCLIEが、PDA市場から撤退することが決まったそうだ。
・BCNランキング: Sony、PDA撤退を決定、名機CLIEが辿った「本家なき個性派」の悲劇 - クリエの活躍とは裏腹に、PDA市場は勢いを失っていった。01年8月にはHandspringが日本市場を撤退し、翌02年2月には日本IBMが撤退した。同年9月には、PalmComputingの日本法人までもが撤退を決めた。いつの間にか、日本のPalmメーカーはソニー1社だけとなってしまった。
そんな苦境の中で、手書きデジタル手帖と言うコンセプトやSonyらしいAV機能を搭載してパーソナルツールとしての色々な楽しさを開拓していたと僕は思う。ただ、やっぱりどうしても、PDAがケータイに負けたという印象を持たざるを得ない。
カレンダーやToDoリストや電話帳といったPDAのPIM機能をカジュアルに搭載し、静止画・動画に対応したカメラやミュージック・ムービープレーヤー機能とこれらのデータを受け止めるメモリスロットなどのAV機能も存分に飲み込んでいる。また携帯端末にICカード機能を盛り込んだのもCLIEだった。そしてケータイには始めから通信機能を持っていて、ほぼ全ての日本人のポケットに収まっている。
確かにPDAはケータイに負けたかもしれないが、ケータイが飲み込む様々な機能とその搭載の仕方やカタチをテストしていたのは紛れもなくPDAだった。ケータイのイノベーションをPDAが支えるという構図とそれを最大限に生かしていたSonyの撤退が、ケータイの進化にも陰を与えなければ良いな、と願うばかりである。その役割を引き継いで担うのが、PSPなのかもしれないし、それはそれでエキサイティングだけれども。
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