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Flash UI - ケータイのインターフェイスデザイン

by TARO MATSUMURA - 2007.02.20 12:13

 ITmediaのiPhoneの話を読んでいて、iPhoneのライバルとなるPrada PhoneやSamsung F700との比較表が掲載されていた。iPhoneのインターフェイスは当然OS Xなんだけれど、Prada PhoneもF700も、インターフェイスはFlash UIとされていた。あーなるほどな、画面もキレイだしデザインもしやすいし、何より動きのデザインができるからな、と思っていたんだけれど、とあることを思い出した。ちょっとFlickrがメンテナンス中で写真を入れられないのは、後でフォローします。

・ITmedia: [WSJ] iPhoneが成し遂げた携帯業界の「慣行破り」(2/2)

 Flash UIと聞いて、はじめはそんなモノか、と思っていたんだけれど、いや待てよ。2005年の10月から12月にかけての出会いを思い出した。

 六本木のクラブSuper Delux(そういえば2003年7月に1st International Moblogging Conferenceが行われた場所でした)で、Tokyo Art Beatのパーティーが行われていて、そこでnobiさんに紹介して頂いたMacromediaの方。彼に招待していただいたMacromedia Studio 8のリリース・ワークショップで、Flashのユーザーインターフェイスデザインやビデオの可能性について期待をふくらませていたのを思い出す。

 その後12月にWillcomのW-SIM初号機であるTT / DDのレビューをCNET Japanで書いて、それをデザインした工業デザイナーの山中俊治さん(Leading Edge Design)から直々にメールを頂いて、デザインオフィスのプロトタイプ展に招待頂いたとき。DoCoMoとの共同プロジェクトでおサイフケータイ、特にSuicaやToruca周辺のインターフェイスデザインを作る際にFlashを使っていたのをやはり思い出した。

 山中さんはこのとき、ケータイのプロトタイプを作成する際のFlashの可能性について、「ケータイのような閉鎖的でデザインに携わるのが難しい世界でも、Flashは共通で利用できる。これは重要なことだ。PCやウェブの世界で培われてきたFlashのインターフェイスデザイン、動のデザインを、ケータイの世界で活用できるようになったからだ。ウェブの世界のFlashデザイナーがケータイの世界に流れ込んできたら、日本のケータイは変わるはずだ」と語っていた。

 OS Xはとにかく、Prada PhoneやF700は、まさにそのFlashを使って、キャリアの長いFlash系の動のデザインをタッチパネルのインターフェイスと組み合わせて、ケータイの操作性を変えようとしている。ここで再び思うのだ。なぜこの動きが日本で始まらなかったのか、と。

 日本のタッチパネルケータイはD800iDSになっちゃうのか。もちろんこれも正解の1つのカタチだし、世界中のユーザーが使いやすい1つのスタイルを提案しているんだけれど、でも、っていうところなのだ。


Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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