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Hybrid - トヨタとスバルの連携期待
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.10.12 18:48
スバルのトヨタ資本化のニュースを追いかけている。前回のエントリーではブランドの話、「メルセデス的なトヨタの下に入るBMW的なスバル」の図を思い浮かべた。生み出されるクルマの性格をよりスポーティーな路線にしていく、というクルマのブランド感・ポジショニングの明確化の話である。これがはっきりする事によって、商品開発力も向上させることが出来るかどうか。「資本が入ればやることがはっきりする」という乱暴な言い方をしておくのがよいのかもしれない。ちょっと心配でもあるんだけれど。
走りの話に振ってみる。モータージャーナリストの小沢コージさんのコラムで「ハイブリッドが楽しみ」としていた。確かにハイブリッド技術で、今回の資本関係が生まれる前にも技術提携をしていた経緯があるので、これが加速していくのではないか、と言う話である。ターボ+AWDからハイブリッド+AWDへ移行することによって、よりパワーを引き出し、より燃費を向上させ、走りに磨きをかける、という製品が生み出されるのではないか。ハリアーのハイブリッドモデルを体感しているだけに、そういう期待は大いにしておきたいと思う。
一方モノとしてのクルマ。これは父とよく話しているんだけれど、クルマのアイデンティティの1つの音についてである。僕が今乗っている1997年式のインプレッサも含まれるが、ちょっと前までのレガシィなりインプレッサなりは、「スバルのクルマが近づいてきたな」と分かるエンジン音だった。「ぱたぱたぱた」という感じの音が聞こえてきて、不等長エキマニの水平対向エンジンの音に親しんでいた。
しかし現行のレガシィもインプレッサも、等長エキマニのエンジンになったので、ぱたぱたと言わなくなったのである。キチンと聞き分ければやっぱりスバルの水平対向の音だ、と分かるんだけれど、聴いて一発でかぎ分けるほどの違いではなくなってしまった。もちろん技術的には向上している証拠だし、効率や振動なども良い方向に向かっているのかもしれない。けれども父や僕からすると、1つのアイデンティティの聴きに、残念な感じが否めないのだ。
製品として売れる必要があるし、出力性能や環境性能をキチンと求めていくことがその1つの条件であると言える。そのためにハイブリッドの技術が導入されるのもまた歓迎すべきだ。その一方で技術が進むことでモノの魅力が失われるという事を、僕はスバルに対して既に経験している。そもそも他の自動車メーカーに比べて規模が小さくて、好きな人が乗っているメーカーなので、モノの魅力は結構重要なポイントではないだろうか。
その上でハイブリッド技術が導入されることへの期待は、モノとしての新しいイメージ、新しい魅力を作り出せるかどうかにかかっている。今まで以上にバランス感覚やモノ作りの力が要求されることになりそうですね。
・nikkeibp.jp: トヨタとスバルの“ハイブリッド効果”に期待
・tarosite.net: SUBARUの方向性はトヨタ傘下のBMW
※ 岡田くんと父から指摘。「不等長バルブ」ではなく「不等長エキマニ」の間違いでした。背圧が下がってスムーズに排気されるので、パワーロスが減るとのことです。
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