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LED投影システムでケータイ内蔵プロジェクタ


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.11.17 02:53

 以前DoCoMoのFOMAが3Dサウンドに対応したときに、複数台のケータイをアドホックに連携させれば、6台のケータイで5.1chサラウンドを作り出せるんじゃないか、なんてお馬鹿なことを考えたことがある。たぶんその内の1台は低音ばかり奏でるウーハーケータイだったりして、着メロもドラムとベースだけ、みたいな端末があってもヒップホッパー御用達端末、みたいな感じになって面白いなと考えていたことがある。サラウンドは可能性があっても、じゃあ肝心の映像はどうか? というソリューションのシーズがこれ。

・CNET Japan: 携帯電話がプロジェクタに変身?--開発が進む超小型LED投影システム  - フィンランドのUpstream Engineeringでは、LED(発光ダイオード)式投影システムの開発に取り組んでいる。この装置は小型で比較的低価格であることから、製造コストを数ドル追加するだけで、MP3プレイヤーや携帯電話機など各種の携帯端末にプロジェクタ機能を組み込めるようになる可能性がある。

 やっぱり光源としてのLEDは偉大だなと思いつつ、彼らの仕組みには、このLEDを包み込むようにして光を集める(?)「Photon Vacuum」というシステムが組まれていて、プラスティックで成型することができるので、非常に低価格で大量生産ができそうだ、とのことだ。これは楽しみですね。

 ケータイを光源にするというコンテクストは、カメラ用につけられたフォトライトを懐中電灯代わりに使うカタチではぐくまれている。特にシャープのケータイは、サイドボタンの長押しでフォトライトのみを点灯させる仕様が盛り込まれているくらいだ。まあ意味のある光というわけではないが、ケータイが光を発するモノという位置づけは、日本では既に得ていると言える。

 ではケータイに搭載されたプロジェクタで何を投影するか? 時計。良いかもしれない。家具探しを一生懸命していた9月に、文字盤やデジタルの数字を壁に投射するタイプの時計は結構あって、僕はちょっと欲しいな、と思っていたので。

 あと、着信があったときに、おいてあるケータイから天井に、派手に着ムービーが流れるって言うのも面白い。ただ机から天井までの距離を考えると、周りの環境にも影響しそうですね。電車内でもOFFにすべき機能になってしまうし、着信したときに書けてきた相手の名前を公表できるシチュエーションなんてなかなかなさそうだ。ただ、テレビ電話の相手の映像を投射するというのはかなりエキサイティングな体験になるだろう。

 単純に、ケータイで撮影した写真やムービーを見せ合うという用途はあり得る。普通に欲しいかもしれない。どこでも写真の個展が開けるし、どこでもショートフィルムフェスティバルになる。別に大げさでなくても、自分が撮ったメガピクセル以上の写真を、ケータイの小さい画面ではなく家の白い壁に映せるなら毎日でも使いそうだし、寝付けない夜に天井に写しながら物思いにふけるのも悪くない。

 こういう使い方が普及してくると、これも研究室で2〜3年前に議論した話だけれど、街中に白い壁が増えるんじゃないかというアイディアがあった。ケータイがプロジェクタになるなら、街の中にインフラとして、それを映すべき余白が必要になってくるわけで、不在建築ブーム全盛でガラスの壁ばかりになっている都内の中で、シブヤなんかが先駆けて白い壁だらけになっても面白い。

 ここはつまりケータイで何かを映写するためにあけられているのだが、今度はいかにユーザーに広告の対象を映し出してもらうか、という話にもなりそうですね。

 そろそろきりがなくなってきたので、この辺で。


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