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Metro - MicrosoftのAcrobat対策


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.04.27 13:07

 Adobeは地道にPDFというフォーマットを育ててきた。PDFを読み込めるリーダーを無料で配布して、それを作成するAcrobatを販売する。そして電子文書のスタンダードにまで作り上げてきた。そこへMicrosoftが「Metro」というフォーマットで対抗しようとしている。

 AdobeはMacromediaを買収して、紙から電子文書、ウェブにかけての領域でスタンダードをカバーしようとしている。僕が以前blogで、新たなコンテンツの姿を生み出せるのではないか、と指摘したが、そこに横やりを入れてやろうという格好になっているのが今回の「Metro」という構図ではないかと思う。

・ITmedia: MS、PDF対抗の文書フォーマット「Metro」を披露  -  このフォーマットはXMLベースで、ロイヤリティフリーでライセンスされ、ユーザーは専用のクライアントがなくてもMetroファイルを開ける。デモの中では、MetroファイルをInternet Explorer(IE)から開いて印刷していた。<略>Metro技術はAdobeのPostScript技術としのぎを削ることになりそうだ。「これはAdobeキラーになる可能性がある」とEnvisioneering Groupの調査ディレクター、リチャード・ドハティ氏。「しかし、これは最初の威嚇射撃にすぎない。Adobeは(次期版Windowsの)Longhorn上にもっと魅力的な何かを載せてくるかもしれない」

 ちなみに現状、PDF化される文書の多くはMicorosoft Officeで作られていて、もしウェブ上でそのPDFを閲覧するとしたら、Internet ExplorerにアドオンされたAcrobat Plug-inで見ることになる(2000年ごろから僕の中でのWindows歴が止まっているので既に違っているかもしれないけれど)。

 Officeからは当然書き出すことが出来て、Internet Explorerだけで閲覧・印刷が出来るようになるならば、間にPDFを生成するAcrobatやAcrobat Plug-inを介在させなくても良くなる。つまりOfficeとInternet ExplorerのヴァージョンアップでMetroに対応していくだけで、すぐに新たな電子文書のスタンダードを取ることが出来るようになるかもしれないわけだ。

 Microsoftのいつもの作戦みたいな感じがするけれど、Adobe PDFはどう対抗していくのか。Macユーザーとしては、どちらがスタンダードを取っても良いけれど、電子文書について暮らしにくくならないようにして欲しいな、と願うばかりである。



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