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Movable Type 4.0rc2-jaをインストール
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2007.08.06 14:30
僕が利用しているBlogエンジンであるMovable Typeのメジャーヴァージョンアップ版、Movable Type 4.0のリリース候補版2が出ていたので、そろそろ、と思って導入してみた。そういえば夏の時期にレンタルサーバを変えたり、Blogエンジンを入れ替えたりと言ったことが多いですね。少し時間があって、腰を据えて取り組むことが出来る、と言うことなのだろうか。とはいえ、腰を据えることもなく、セットアップは超簡単になっていた。
まず、もろもろ問題なし
セットアップはとても簡単だった。現在サーバにはMT3というディレクトリにMovable Type3をセットアップしてあったが、同じレベルに新しいディレクトリMT4を作成した。ここに、ダウンロードしたMovable Type 4.0rc2-jaをアップロードし、CGIファイルのパーミッションを実行可能に変更する。そしてアップロードしたディレクトリをウェブブラウザで開くと、データベースのサーバ名とユーザー・パスワードを入力し、続けてそのままデータベースのアップグレードを行ってくれる。
僕の場合は、もう既存のBlogのシステム、データベースをそのままアップグレードにかけてしまおう、と言うことだったので、別ディレクトリに新しいMT4をセットアップし、既存のデータベースを新しいシステムから使う、というやり方になっている。もちろんデータベースのアップグレードは確実ではないかも知れないので、バックアップを忘れずに。説明としてはこのくらいしか書きようがない。
Six ApartのMovable TypeのBlogに簡単な手順のムービーが掲出されているので、これを見れば流れが分かる。
ダッシュボード
ログイン後の画面は今までと全く違う。ヘッダは黒があしらわれ、メニューとなる他部が設置されたデザインに変更されている。「デスクトップアプリケーションのように」というコンセプトで変更された管理画面は、(慣れてしまえば)今までよりも便利なモノになるのではないだろうか。トップ画面はダッシュボードという名前になっており、Movable Type関連のガイドや、Flashによるエントリー数のグラフが設置されている。これは「最近、Blog書いてないなあ」なんて言うことが可視化されるわけで、Blogを書く励みになりそうだ。
ちなみにダッシュボードの初期画面では、Blogシステム上の新着記事がリストされている。会社内など、複数人で複数のBlogを運用している会社にとっては、グラフとともに、Blogの現状をすぐに把握できてとてもよいトップページになっているのではないだろうか。
自分が書いたポストにすぐ行ける
これは便利だ、と思った機能は、複数のBlogにポストしているエントリーを、Blog横断的に時系列にリストすることが出来る点。まあデータベースを裏に持っているシステムなので、エントリーを書いた人、という検索で引っかければ良いだけなので簡単なんだけれど、こうやってBlog横断的に自分のエントリーを見ると、まさに自分のLife Logを眺める感覚であり、データベース処理云々以上にメリットのある表示であると思った。
エントリーのタグクラウド検索
早く編集画面の話をしたいんだけれど、これもなかなか便利だったので。今までBlogでタグ付けしても、そこまで報われないような気がしていた。とはいえシステムの負荷だったり、将来的なエントリーの分類を考えて、きちんとタグ付けをするようにしたのは、春先のデザインシフトの折り、小カテゴリーをタグに変換した時点からスタートしている。読んでくださっている人もコアな方しかタグのアーカイヴを見ていないようだけれど、エントリー編集でタグ分類が利用できるのは便利だ。
タグクラウドからタグを選ぶと、その下にすぐにエントリーがリストされる。このインターフェイスも気持ちよい。このヴァージョンで、編集画面がユーザーにとって劇的に便利なモノに進化しているという印象だ。今までは裏でこそこそとエントリーを仕込むような場所であったが、新しいヴァージョンはオープンなボードのような場所と言えるかも知れない。自分のアイディアを育てるプラットホームとしての使い方が最も策されるだろう。
自動保存のありがたさ
編集画面も進化している。リッチテキスト編集が出来るようになったのだ。僕は正確にコントロールしたいので今までのタグを使ったエントリー編集をしたいのだが、それでも編集に関するボタンが増えていて、箇条書きなどのタグをボタン1つで追加できるようになっている。ちなみにリッチテキスト編集は現ヴァージョンでは、Safariでリッチテキスト編集は動かなかった。MacだとFirefoxで利用可能なことは確認した。その他にもWord文書からコピー&ペースとしてエントリーにするような機能が付いていたり、プラグインでテキストからHTMLへ整形する機能が含まれていたりする。
それ以上にありがたいのは、エントリー編集の自動保存機能。僕がデスクトップアプリが好きな理由は、保存が確実である点だ。Macの場合、command+Sがクセになっていて、つい暇さえあれば保存をしている自分に気づく。ただウェブブラウザ上で編集している文章をクセでcommand+Sをすると、ウェブページを保存のダイアログが出てきてしまう。そんな心配性になっている自分もどうかと思うけれども。
Movable Type 4.0では、変更があるごとに、頻繁に自動保存をしてくれる。そのままブラウザを閉じたりしたことがないので(怖くて出来ない)その威力を試せていないんだけれど、安心してBlogが書けるようになったというものだ。
モジュールテンプレート
僕のBlogではテンプレートをパーツに分けて、インデックステンプレートの中で生成し、それをMTInlucdeタグを使って読み込ませることで、デザインや内容の変更などを一括して行えるようにしてあった。内容に応じてリビルドする、しないを区別して作ってある。これをデフォルトで実現してくれているのが、モジュールテンプレートたちである。近々、インデックステンプレートからモジュールテンプレートに、パーツ改めモジュールを移植してあげる作業をした方が良さそうだ。
スタイル変更も簡単に
以前からStyle Catcherというプラグインがあったが、Movable Typeの機能として、スタイルを一括変更する事が出来るようになった。しかもヴィジュアル付きで。デフォルトの多くはSix ApartのサービスVOXのテンプレートがセットされているが、簡単に導入して適用することが出来る仕組みが付いたのはとても便利だ。まあテンプレートをデフォルトで使うのならはじめからVOXを使えばいいのかも知れないけれども、オフィスで共通のテンプレートを使いたい場合などは便利な機能になりそうだ。
ウェブページでスタティックなサイト管理も
Movable Typeでサイト全部を作ろうとするとき、Blogのエントリーとしてではないページも当然必要になる。個人用だとプロフィールのページだとか、企業のページならば企業概要だとか。Movable Type 4.0では、このスタティックな、Blogと切り離されたウェブページを作る機能も備わっている。コンテンツの中身を編集すると、(おそらく)個別エントリーのページデザインでそのページが出来上がるしくみだ。
この機能が強力なのは、ディレクトリやファイル名を自由に設定することが出来る点。そのため今までであればBlogでスタティックなページをエントリーしてビルドしてからURLを確認してリンクを張る、なんてことをしなくて良くなるのだ。いままで運用で解決していた機能がソフトウエアのシステムとして搭載された点はとても評価できる。
Safariでは微妙な問題が
僕は先ほどまでSafariでMovable Type 4.0を使ってこのエントリーを書いていたが、ウェブページの話の前のところで、編集画面がうんともすんとも言わなくなった。書き込んだり修正したりする文字の編集が一切出来なくなってしまったのだ。一度保存したりブラウザを閉じたりしてもダメ。仕方なくFirefoxで起動し直して編集しているという状態だ。やはりSafariから使う方がフォームの中の文字がにじんだりしていなくてキレイなのだが、編集できないとあっては仕方がない。
もうちょっとチューニングが必要なようだが、今までの使い勝手を踏襲しながらかゆいところに手が届くようになり、初心者のユーザーのカスタマイズにも答えることが出来る。良いヴァージョンアップを迎えることになりそうだ。
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