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音響OFDM


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.04.15 03:52

 これはまた面白い技術が出てきた。DoCoMoが音声でURLなどを配信できる技術「音響OFDM」を開発したそうだ。普段聞いている音にデータを重ねることが出来るようになるそうだ。それをデコードできる端末(おそらくケータイを使うのでしょう)があれば、中に含まれるデータを取り出すことが出来るという仕組み。これはまたスパイっぽくて面白そうなな技術だ。テレビの音をケータイに聞かせると情報を勝手に拾ってくれるような芸当が出来るようになるわけです。

・Tech-On!: NTTドコモ,オーディオ信号でURLなどを配信できる「音響OFDM」技術開発  - 複数の搬送波を密に並べることで周波数の利用効率を向上して情報伝送の高速化を図るOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調技術を音響領域に適用。1kbps以上の伝送速度を実現し,URLや100文字程度のテキストを約1〜2秒で伝送できるという。加えて,音響OFDM技術では,OFDM変調したデータをオリジナルのオーディオ信号の周波数分布に合わせて調整することで,同変調による聴覚上の影響を低減したとしている。

 記事にあるようなテレビやラジオに情報を合成して配信するという役割もさることながら、僕が思うに、これはケータイ端末間の音声通話への合成を試みてはどうか、と思ったりする。2者間、あるいはプッシュトークでの複数間での通話中にコマンドを発すると、この音響OFDMによって情報が各人にばらまかれて、画面が変化するような仕組みで、通話のインテリジェント化を進めることが出来るかもしれない。

 駅で視覚障害者向けのブザーが鳴っているけれど、これに載せて情報を配信すれば、ケータイと組み合わせて聴覚障害者向けの情報提供をすることも出来るな、と思って考えたんだけれど、例えば新宿駅の改札だとか渋谷公園通りのスピーカーからアナウンスなどに載せてこの音響OFDMが流れていて、読み取ることでケータイをポジショニングデバイスとして活用することが出来るかもしれない。あるいは通話の中に入り込んでいて、相手に居場所やステイタスを自動的に通知するインフラとしての活用もあり得る。

 気づかないところで情報が交わされることに多少気持ち悪さもあるけれど、その自然さもまた、この技術の魅力だと思う。


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