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People Biz - LLPはexitできないが、それで良い


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.09.13 17:41

 LLPについて調べているが、実際にLLPを立てて活動を始めている森さんのコラムLLPとベンチャー設立に関する話が掲載されている。僕のLLPに対する理解が間違っていなかったという1つのマーキングであると同時に、LLPとベンチャーとが決して同一の土俵にあるモノではないことを明快に説明されているのでクリップ。

・CNET Japan: 「LLPはベンチャー設立に向いている」という説は本当か  - 決して「LLPはこれまでよりも起業しやすい」とか、「LLPだと、楽天やライブドア、GMOインターネット、サイバーエージェント、インデックスといったドットコムバブルを生き残った企業のような成功が容易(とか、近道)になる」といった覚えはない。しかし、そんなニュアンスでとらえた人も多かったようだ。実際、LLPは、組合員の拠出金でのみ成立する事業「組合」だ。株式会社のような法人格を持った組織ではないし、組合員の供出金に対して有価証券を発行したりしない。そのため、株式の市場公開(IPO)といった資金調達手段はありえない(参考:経済産業省の発表資料)。

 今までの会社設立→発展というルートではない仕事の仕方の提案ということなので、ベンチャーとして仕事をしてそれを大きくしていくのではなく、プロジェクト型の仕事の仕方を可能にする枠組みと言うところだろうか。これはスキルを持った人たちや、人に帰属するような特許・権利と言ったインタンジブル・アセットを生かすカタチでの価値創造の手段を広げる。LLPはこのような「ピープル・ビジネス=人的資本中心」型の事業を進めていく際に有効ということになる。

 既にスキルを持っている人たちが活用し始めるLLPだが、少し視点を変えて、LLPを活用し始める人たちのようなスキルを積む仕事・経験をLLPを通じて行うことは出来ないか。

 例えば若手のデザイナーや僕みたいに大学院を卒業していきなりフリーランスになったりすると、そもそも仕事の経験をする場が圧倒的に少ないように思われる。仕事に大きいも小さいもないと思うが、会社に入って仕事をする人に比べて経験できる仕事の幅は狭い。LLPの枠組みを使うことで、その仕事の幅を広くしていくことが可能ならば、若手でフリーランスという生き方・働き方のスタイルをより強く立てることが出来るようになる。

 多分LLPの制度としては、若手が経験を積みながら成長する手段として活用することが出来る。しかし若手が大きな仕事のLLPに食い込めるかどうか、という問題をいかにクリアするかがポイントになりそうだ。なんだかあんまり考えがまとまっていないけれども、そのクリアする手段を作り出す何らかが必要そうですね。


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