TAROSITE.NET: BLOGGING

久々の母校、普通部の労作展へ


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.09.25 19:23

慶應義塾普通部 労作展 2011

 金曜日は普通に仕事をしていたので、土曜日になって母校である慶應義塾普通部の展覧会「労作展」へ行ってきた。労作展は毎年開催される、生徒全員が1つずつ作品を出品する展覧会のことで、夏休み前から準備を始めて夏休みいっぱいかけて作品を作り、それを披露・展示する場だ。

 僕が通っていたのは1993年4月から1996年3月まで。久々に校舎に行ってみると、教員室があった場所に目新しい3階建ての建物が建っていて、渡り廊下で元々の校舎とつながっている。1年生は24人、10クラスで授業が行われ、新しい校舎で学ぶのだという。そして2年生以上は元々の校舎で5クラス48人に戻るそうだ。

 労作展は数学、国語、英語、社会、理科、技術家庭、美術、保健体育など、普段学んでいる教科のカテゴリーで出品する。そして出品された教科の先生方が評価して、優秀なものには賞が与えられる。理科の先生の教員室に行ったのだが、昔も今も、理科で出品する人は大学の理工学部の先生を訪ねたりしながら、普通の学会の発表で質問を受けても良いくらいのレベルのものが出てくる。ちょっと忘れていたが、確かに僕の同級生達の理科の作品、と言うか論文はちょっと驚くものばかりだった。

 そして改めて久しぶりに回ってみて、美術科に出品される作品の数々のレベルが異常だった。あんまりこういうセンスに年齢は関係ないのかな、と思わされるぐらい。そこには10代前半のかわいさとかそういうものは無くて、本当に労作の作品と、その過程を記した制作日誌のノート、あるいは練習したスケッチや実験の計測データの紙の束が置かれているのだ。

 考えてみると、僕の今の仕事のきっかけは、たいてい普通部だった。

 毎週理科のレポートを10枚以上書いて提出していて、何となく文字を書くこと、情報をまとめることのメソッドが入ってきたように思える。あるいは、当時理科の恒常的な課題だったフィールドノート、あまりまじめにやっていなかったのはごめんなさいですが、抜き打ちの提出日の気配を感じると、血眼で講演なんかで植物観察をしたりしていたのも、なにかと訳になっている観察のクセがついた。

 そして高校に上がったら、普通部の先輩の長名さんが居る大学の電算室でUNIXのアカウントを採らせてもらって、初めてUNIXでメールやMosaicを触ったりしていた。はたまた2004年にはこれまた普通部の先輩である須田さんに言われてカメラを揃えて、記事で使う写真はたいてい自分で撮るようになった。

 別に僕だけ、普通部だけじゃないけれど、自分が育った場所やルーツを振り返るというのは、心洗われ、思いを新たにする良いきっかけになりますね。当時の先生方もたくさんお会いできました。気になる作品と先生方の笑顔は下のスライドショーから。


Twitter Update
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/12584