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エコが草食系だって誰が決めた?
by TARO MATSUMURA - 2009.08.28 18:15

銚子から東京へ向かう途中で見えた風景。かすむ大気の中でたくさんの風車が回るその景色には、これから人が生活していくのは大変だ、創意工夫と変化が必要だ、というメッセージを見せつけられるヒトコマだった。
「エコが草食系だって誰が決めた?」
っていうフレーズがふと浮かんだだけなので勢いなんですが、なんとなくコンシューマー向けではエコとかLOHASってふわっとしたイメージがあったりして、でも一方でビジネスは活発に動いていて、どことなく両面があるなあ、と言う感覚がある。
先日ソーラーパネル搭載のケータイがauとSoftBankからリリースされた。いずれもシャープ製で、エコ住宅の屋根に設置してあるようなシリコン多結晶のパネルを搭載した端末。端末によって数字は違うが、夏の直射日光の下なら、30分で3分程度の電力を確保する発電効率になっている。

このケータイを見て思った事は、今まで避けていた日向を積極的に選ぶようになるのではないか、という人間の行動の変化だ。
もちろんケータイ自体は今までと何ら変わりないリチウムイオン電池と電力消費に気遣った設計がなされていて、ハイエンド端末でありながらiPhone以上に電池がキチンと持つ端末だ。ただ、電池が満タン、電波がバリ3である事は、ケータイユーザーにとっての安らぎを与える状態であることも事実。そこに近づけるなら、進んで日向にケータイを置きたくなりそうなものだ。
こうなってくると、以下に自分のケータイに光りが当たるか、自分の風車に風を当てるか、みたいな競争が始まったりして、肉食系エコ(またの名をエゴ)に向かう事になるんじゃないか、と思う。そこで今までだったら弱肉強食の世界が展開されるわけだけれど、そこで最適化しようというスマートな方法も提案されているわけで。
もっと肉食系エコに進んだ方が良いと思うし、そうでなければ、痛みを伴うにしてもスマートな方法にしても、最適化していかないような気もする。
って考えてみたけれど、結局「草食系エコ」「肉食系エコ」って言うフレーズが浮かんだ以上でも以下でもないのです。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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