TAROSITE.NET: BLOGGING

Safari 3.1 はiPhoneが得する - CSS Fonts, Off-line SQL Strage


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2008.03.19 00:15

 Safariが3.1にヴァージョンアップしていた。

 これもまた、詳しいことは技術者問い合わせではあるけれど、気になるのはImprovementの中にあるStandardの項目の中。ここにCSS3 Web Fontsとoffline storage for Web applications in SQL databasesが入っている。

 CSS3 Web Fontsについては、日本語のAppleのSafariのページにも書いてあるが、標準的なフォントだけでなく、特殊なカスタマイズしたフォントをスタイルシートで使う場合、それを認識して自動的にダウンロードしてくれる、という機能だ。

 つまり今まで、表示をキチンと統一させるために行っていた作業、つまりButtonやタイトル文字などの画像化の作業がいらなくなり、フォント指定をしてテキストでHTML記述をしておけば良くなるはずだ。

 これの価値としては、ウェブサイトの制作作業の簡略化と、マルチリンガル対応のウェブサイトを作るときに、いちいち各国語用の画像を用意しなくても良くなる点、そもそも画像のダウンロードがなくなるため、ウェブサイトを軽快に読み込むことに寄与する点などが上げられる。

 これは、SafariがMacやWindows版に加えて、iPhone / iPod touch向けのブラウザである点に聞いてくる。iPhone / iPod touch向けにもSafari 3.1が提供されて、これらの機能に対応すれば、ますます回線の細いモバイル環境での表示の再現性と軽快さに寄与してくることになる。

 とはいえ、これも英文タイプの場合の話だ。英語のフォントのサイズは非常に軽いため、その都度探してダウンロードするとしても、大した時間はかからない。一方で日本語のフォントは英文フォントに比べて10倍以上の容量があって、モバイル環境はおろか、パソコン上でのブラウジングの時にもいちいち探してダウンロードは骨が折れそうだ。このあたりの対応がどうなるのかは気になるところである。

 また、オフラインでのSQLデータベースのストレージに対応する点もまた、パソコン向けのウェブブラウザではなくiPhone / iPod touch向けのトピックだ。

 もちろんGoogleやAdobe Airもウェブアプリケーションをブラウザ、もしくはスタンドアロンの環境で、オフラインでも使えるようにしよう、という取り組みがあるが、これらは現段階で基本的にはノートパソコンでWi-Fiやケータイでのネットアクセスが届かない環境での活用になっている。そしてこの環境は限りなく狭くなりつつある。

 一方でiPhoneについては、もちろんWi-Fi環境が活用できる点は上記のノートパソコンと共通であるが、より軽快なユーザー体験を実現するためには、いちいちのネットアクセスではなく、手元のストレージにデータベースの情報をプールしながら、太い回線の環境下でウェブ上のデータベースとシンクロする、という使い勝手を選択できる。そうなるメリットは大きい。

 Safariという名前でなくても、Webkitはこれからモバイル環境での近い将来のウェブブラウザ標準を取れつつあるプラットホームだ。ここの技術に注視することは、ワールドワイドなモバイル環境でのウェブのトレンドを見る上で重要であると思う。

Apple: About the Safari 3.1 Update
Adds support for CSS 3 web fonts
Adds support for CSS transforms and transitions
Adds support for HTML 5

Apple: Safari(jp)
CSS 3 Webフォントを採用したSafari 3.1なら、Webデザイナーは、標準テクノロジを使って、Web用フォントだけでなく、好きなフォントで、すてきなWebサイトを作成できます。Safariは自動的にカスタムフォントを使用しているWebサイトを認識し、必要に応じてダウンロードします。


Twitter Update
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/8948