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Tag and RSS for Search
by TARO MATSUMURA - 2007.05.10 04:24
Amazon.comに、タグ用のRSSフィード機能が追加されたそうだ。自分が気になるタグ(自分が関心があるであろう商品のタグ)のフィードをRSSリーダーにセットしておけば、Amazon.comの商品レコードが増えると、新着商品として受け取ることが出来る。Google Alertなんかでも、自分が興味があるキーワードで網を貼っておくと、その情報が出てきたときにメールで知らせてくれたりする機能があったけれど、確かに買い物をする場にタグで網を貼る、というのもなるほどな、という納得感がある。
タグをRSSで配信して、それをプッシュ型の検索用に使う。タグのアウトプットの仕方として、当然あり得るんだけれど、Amazon.comがそれをやる納得感とは何だろう。やっぱり本だとか音楽だとかで色濃く出ている「ファン買い」「無条件買い」、もうちょっとフランクに言えば「マストでしょう!」っていう買い方が存在しているからかもしれない。
もちろん自分の中でも時期や好みの変遷によって網を貼るタグは変わるけれど、この人が今リリースしたモノは絶対に手に入れるだろうな、というアンテナの張り方で音楽を聴いたり本を買ったりしている人はよく周りにいるし、僕も実際そうしている。今日なんかもAzzieに「フライヤー(無料のチラシ)を取るみたいに、棚からCDを選んでいくな」と、僕の渋谷HMVでの行動を不思議がっていたものだ。
ここには「Blue Sixの5年ぶりの新譜なら聞きたいじゃない?」だとか、「僕がClub jazzに入門したコンピレーションシリーズが出てるから、買わなければ」だとか、このあたりが自分の中で網を貼っているタグに反応して素早く棚からピックしていた音源だった。けれどもそれ以外の選び方で買っているディスクも多くて、例えばジャケットを見て当たりをつけるジャケ買いなんかも、新しい音楽と出会うチャンスになる。
タグをRSSで、という時に、こういった意外性ある出会いを作ることが出来るか? という点で、購入する数やタグを使ったショッピングの面白さが可変すると思う。もちろん、網を貼るタグの付け方の絶妙なチューニングも効いてくると思う。全くヒットしなかったらそもそも新しい音源に出会えないし、「Dance」みたいな音楽のタイプで網を貼ったとしても、網羅的に大量の候補が送られてきてしまって、素敵な出会いはおろか、何を見ればいいかわからなくなる。
あ、送られてくるRSSにジャケット画像がついていれば、僕がHMVのダンスフロアでジャケットを眺めながらピックする動作と同じになるか。結局、何らかの形で「選んだ感」が必要なのですね、僕の音楽摂取の場合。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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