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Wireless Make Me Busy?
by TARO MATSUMURA - 2005.06.20 14:01
ワイヤレス技術が普及すると休む時間が減る、という調査結果がアメリカで出ている。ライフスタイルの「時間」に関わる調査結果については、そう強いられるのか、自ら進んでそうなるのかで結構違いがあるように思えるけれど、この仕事に関しては「強いられる」という向きになるのだろうか。
・CNET Japan: 「ワイヤレス技術の普及で休む時間もなくなる」米調査 - 米国時間15日にOfficeTeamという人材派遣会社は、こういう趣旨の調査結果を公表した。同社がまとめた「Office of the Future: 2020」というこの調査によると、未来のオフィスはモバイル化がますます進み、技術の利用によってサラリーマンは事実上どこでも仕事ができるようになるという。ただし、この調査の対象となった企業幹部の42%は、10〜15年後にはサラリーマンの労働時間が増加する、と答えている。一方、労働時間が減少すると答えたのはわずか9%だった。
例えば今週末から僕は宮古島バカンス体験の仕事(なんだか仕事とは説明しにくいんですが)に行くけれど、ホテルから徒歩数分の所にホットスポットがあるそうだ。リゾート、バカンスなのにホットスポットがあっては癒されないと言うかもしれないが、僕はあった方が良いと思う。オフの時に落ち着いて書きたいメールだってあるし、もしもきれいな写真が撮れたならば、それを添えて伝えたいじゃないですか。これを「ブロガー根性」と呼ぶ?ブログはツールなわけだから、blogがなくたって伝えたいという欲求は同じ事だ。
テクノロジを仕事でしか使わないのなら、確かにリゾートにテクノロジはない方が良いのかもしれない。しかし生活と密着してテクノロジが存在しているなら、リゾートにだってテクノロジがあってしかるべきだ。話がテクノロジと生活にずれてしまっているが、この根源にあるのはテクノロジ=仕事という構図ではないか。そして考えるべきポイントは仕事と生活の関係にも及んでいると思う。
仕事に何を求めるか、あるいはどういう経緯で今の仕事をしているか、やりたい仕事が出来ているか、という部分にも大いに関係がある。よく「趣味を仕事にしない方が良い」だなんて言われているけれど、仕事は仕事としてやっている人にとって、その場合は休みの日に仕事のメールなど絶対に見たくないわけだ。
僕はどちらかというとシティ拡張型ライフスタイル(適当に作った割にはひどい造語ですね)になっているが、多分”なってしまっている”わけではない。いつも頭に仕事のことがあるが、いつもそれを考えたいからであって、それがストレスになるだとか、疲弊してしまうだとか、特に問題ないと言えば問題ない。ストレスや疲弊はセルフコントロールの問題かもしれないけれど。
「仕事=生活」とすると、確かにセルフコントロールも難しくなってくるかもしれない。一方で僕は不器用な部分があるので、「仕事≠生活」とするとどうも時間が足りなくなってしまう。そこで僕が選んでいるスタイルは、「仕事<生活」だ。つまり仕事も生活の一部である。なんだか文字にすると当たり前のことだけれども。で、生活の一部たる仕事に対して、他の生活の要素を活用する。もちろんそれを嫌う人もいるかもしれないけれど、僕の不器用なりの工夫だ。生活のあらゆる要素にシナジーを持たせる。僕は何らおかしくないと思う。
そう考えると、ワイヤレスネットワークの普及は、2つステップを経て、とても有効なモノとなる。1つはテクノロジと生活が密着し、もはや切っても切り離せない状態にあること。もう1つは、生活と仕事も密着していると言うこと。この2つのステップをクリアしているなら、ワイヤレスの普及は、オン・オフ、仕事・趣味といった切り替えをするのではなく、マルチタスク状態で占有率が変化するようなライフスタイルを強くサポートするモノになっていると思う。
さて全く触れられなかったケータイ。これももちろんワイヤレス技術ではあるが、僕はケータイはまた別のモードを持っていると感じている。それはまた別の機会に。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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