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W-SIMとモバイル端末のオープン化
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.11.17 02:37
携帯電話端末の開発がもっとオープンにならないか。僕がSFCで所属している小檜山研究室にはケータイのカルチャー・ビジネス・メディアを研究するチームと、モノ作りからメディアを創り出すチームとがあって、前者のbrainstormingと後者のcreativityがぶつかり合ったときにものすごくエキサイティングなケータイ端末やそこから生まれるコミュニケーションの姿を見ることができる。しかしこれを実現する手段がなかなかなかったのが現実だった。これは日本でもアメリカでも同じことのようだ。
・CNET Japan: 「携帯電話をもっとオープンに」--端末の自作に励む開発者の苛立ち - Patelは、Motorolaから出ている超薄型機にも、最も高機能のNokia製端末にも我慢できなくなったのだという。同氏は、携帯電話向けの新機能開発に数年前から取り組んできた。そして、進化のためには携帯電話も普通のコンピュータのように柔軟であるべきだ、との結論に達した。苛立ちを感じてこのように考える開発者の数はますます増えている。
この記事でも閉鎖性が色濃く残るケータイ端末の開発の現場に対する不満がつづられている。それはともかく、この記事の1ページ目の最後には、SNSとケータイを融合させたメディアの姿について触れられていて、ケータイの電話帳のイノベーションへの問題意識を持っている人がここにもいた、と少し心強くなった。
ところで、ケータイの端末開発に閉鎖性を感じている一方で、またまた登場のWillcomはW-SIMという“モノ”をリリースしている。これはケータイの端末の世界を一気に変える力を持っている小さなカードだ。これは、改めてすごい。ネットインデックス(旧本多エレクトロン)が開発したPHSモジュールで、今までのケータイのSIMカードが持っていた番号の情報だけでなく、約700件の電話帳情報、さらにはPHS通信のチップまで内蔵しているのだ。もう先月のニュースですね。
ウィルコムはこのW-SIMや対応端末をネットインデックスの独占にするつもりはないそうで、W-SIM事態にも機能のバリエーションが見込まれるし、W-SIMが刺さるガジェットもたくさんで始めるのではないかと思う。やっぱりまだまだ作れるメーカーは限られるのかもしれないが、それでも今まで以上に裾野が広がることが見込まれるし、例えばウチの研究室のアイディアをコラボさせた端末を作れる可能性だって広がるわけだ。
とりあえず現状対応しているのは山中俊治さんがデザインしたUSB型のデータ端末「DD」と通話端末「TT」で、Willcomのネットショップでは、W-SIM、「DD」、「TT」のセットが新規加入で22,800円で販売される。Willcomの音声端末を買おうと思っていたし、でもデータ通信も共存させたいという悩みもあったので、どうしようか考えていたんだけれども、これはちょうど良い、と思ってオーダーしておきました、レッドを。言い訳っぽいけれども。
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