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Yahoo! Mail (US) が容量無制限
by TARO MATSUMURA - 2007.03.29 10:00
アメリカのYahoo! Mailが、今まで1GBだったストレージ容量を、無制限に引き上げることを計画している。
Yahoo!に買収されたFlickrは2006年、有料で利用しているproユーザーに、クリスマスプレゼントをくれた。いままで毎月2GBという制限がかけられていた写真のアップロード容量を、毎月無制限に引き上げたのだ。そもそも2GBという容量が毎月貰えると言うこと自体、ちょっと今までのネット上のサービスでは考えられなかったんだけれど、それが無制限になったのだ。同じ事がウェブメールにも起きようとしている。
まだ3ヶ月程度だけれど、Flickrのアップロード容量が無制限になったことを機に、僕のFlickrの使い方は変わった。今までも撮った写真は公開する、非公開にするのは別にして、シャッターを切ってその場で消さなかった写真は全てアップロードしてきた。
使っているメモリカードは1GBのSDカードをLumixに、2GBのコンパクトフラッシュをNikon D70にそれぞれ使っている。これらが全ていっぱいになる写真を撮ったら、その月の内にはFlickrにはアップロードしきれない。ある意味これがシャッターを切ることへの制限になっていた。しかし今やシャッターはとにかく沢山切る事にして、その上でFlickr上に公開する写真を選ぶし、さらにその中からBlogにアップロードする写真を選ぶという使い方が生まれた。
さらに容量が無制限になったので、違う使い方も生まれた。Blogに使ったり、何かファイルをシェアしようとしたときに画像を使うようになった。特に、Apple iWork '06に入っているKeynote 3では、スライドを作ったらiPhotoに書き出すことが出来、そのスライドをFlickrにアップロードするのだ。
すると誰かに見せたりするのもURLを送るだけになるし、自動的にリサイズされるのでBlogに貼り付けたりすることが簡単にできるようになるし、タグ付けして保存しておくので素材として使うときにも便利だ。写真向けのサービスだったのだが、むしろドキュメントやビジュアルのストレージとしての使い方にまで応用できるようになったわけだ。
ではYahoo! Mailが容量無制限になったらどうだろう。添付できるファイルの容量はさほど大きくないかも知れないが、文書やアイディアを管理するためのストレージとして使うかも知れない。ストレージの容量、という制限によって作られていた使い方から解き放たれる。これはGmailから始まった発想だけれど、Flickrの使い方が変わった自分でぱっと気づいた。
「どう使うかは、あなた次第」と言われると、突き放されたみたいな寂しさすら感じるけれど、やっぱりそこにワークスタイルやライフスタイルがひも付いて、使い方を自覚するのだろう。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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