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Cold Rain - 冷たい雨


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.08.14 23:06

 山下達郎さんの楽曲のタイトルにありそうな「冷たい雨」も気象用語なんです。冷たい雨があるからにはもちろん「暖かい雨」もある。冷たい雨というのは一旦氷晶として凍ってから、0℃以上の空気層の中を落下してくるときに溶けて雨滴として降ってくる雨のこと。だから冷たい雨が降っているとき、もし地上の気温が低かったり、0℃以上でも湿度が低いと雪として地上に落ちてくることになる。


 水が0℃になると凍るというのは常識だけれど、自然界の水蒸気や水滴は0℃になってもすんなり凍らない。-20℃でも凍らず存在していたなんていう観測があるくらい過冷却になることもある。しかし大気にはエアロゾルといわれる大気に浮遊している個体や液体があって、これを核にして細かい氷の粒ができる。

 一旦氷の粒ができると、そこに水蒸気や水の粒が付着して凍って、氷晶が成長していく。この氷晶同士がぶつかって大きくなっていくと、雲の中にある上昇気流では支えきれない重さになって、雪片が落下し始める。それで0℃の層を通るとその雪片が溶けて雨粒になって地上まで到達すると、はれて冷たい雨として地上で観測することになる。いや、雨が降っているんだけれど。

 0℃の層を通過した後もドラマがある。雨粒にも水蒸気が吸収されてサイズが成長していくんだけれど、その成長度合いは様々で大きいのもあれば小さいのもある。大きい雨粒の方が落下速度が速くなるから、小さい雨粒に追いついて併合して雨粒は加速度的に成長していく。

 そうやって「冷たい雨」が降り注いでくることになる。ちなみに「暖かい雨」は、水滴が振ってくる課程の中で氷の状態がない雨のこと。僕はどっちかというと「暖かい雨」の方が好きなんだけれど、「冷たい雨」の方が日本では多いんです。

 降ってきてみればほぼ同じ雨でも、暖かいのと冷たいのとがある。もちろん気象観測や天気予報に必要な判断であるから分けて考えられているんだけれども、同じようにそのほかのことでも、結果が同じだが課程がどうだったかに着目するといろいろなことが見えてくるんじゃないかと思う。


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    • 雪の出来るまで
      2004年10月 4日 22:51 From 真夜中の砂場 - こんばんわ。今日はお勉強をしましょう。 題材は過冷却です。 詳しくは下記のページ