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とにかくシンプルで高級感ある、飽きないルックス - SH903i


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.10.30 15:18

SH903i #01
photo by taromatsumura

 ナンバーポータビリティーが2006年10月24日からスタートし、ケータイに対して世の中から一段と熱い視線が向けられている時期にNTTドコモが投入した903iシリーズ。これまでのカメラ、おサイフケータイに加え、GPS、着うたフル、ケータイNapsterといった新しい機能への対応を果たして登場した一番手はSH903iだ。とにかく洗練されたこの新しい端末は、生活にどのような変化を与えてくれるのだろうか。

 SH903iを手にしてみると、今までのハイエンドなシャープ端末と比較してもとても薄くなったという印象を覚える。ちょっと幅が広めだが、それがまた薄さを感じさせてくれる。SH903iのサイズは約50mm×108mm×20mm、重さ約129g。閉じているとしっとりとした重さが手にかかる一方で、端末を開くとヒンジのあたりに重心が移動してきて、ダイアルキー側が薄いために、メールを打つときなどは重さを感じさせない快適さがある。

 端末を閉じた状態のパネルはキレイだ。シャープのSH90x端末ではSH901iSからディスプレイの裏のパネルはメタリックな仕上げになっている。SH903iでもこれを引き継いでいるが、今回は「ダブルインモールド工法」と呼ばれる表裏別々のパターンを押してある。色のよってパターンも変化が付いているそうで、光の反射から指紋の付き具合ですら、ケータイ表面の模様に変化が出てくるので見ていて飽きない。

 そして縁が凝っている。むやみに曲線を使わず、ちょうど煮物を作るときの面取りをしたようなカタチで、全ての縁の角が切り取られている。これは「ジュエルカットデザイン」と呼ばれ、直線的でクールな印象を持たせつつも柔らかく、手になじみやすいというメリットがある。立体感あるパターンとジュエルカットデザインで、さりげないが目に止まる、シンプルで高級感あるルックスに仕上がっている。

 右側面には左からAV OUT・イヤホンマイク端子、カメラのシャッターボタン、microSDカードスロット、ページ送りと並ぶ。左側面は左からプッシュトークボタンとデータポートだけだ。ボタン類はシャッターボタン以外はヒンジに寄った位置にあり、端末を開いていてもアクセスがしやすい位置にある。イヤホンマイク端子、microSDスロット、データポートのカバーは堅いゴム製になっている。シャッターボタンは半押しでオートフォーカス、さらに押し込んでシャッターが切れる仕組みだが、半押しちょっとルーズで、ちょっとモノがあたったはずみでも「ピッ」とボタンが押された確認音が鳴ってしまう。

 音楽機能が強化された他の903iシリーズの端末では、特にイヤホンマイクをプラスティックのふたにしてスライドさせる端末が多い。これに比べると、頻繁に音楽を聴くユーザーにとってはふたの素材の劣化が気になるかもしれない。またSH903iはメモリカードスロットがminiSDよりさらに小さなmicroSDに変更されたため、以前のminiSDは使えない。同じくゴムのふたなので、強く押されるとmicroSDがリリースされることがある点が気になった。

 さて背面にはヒンジに近い部分に手ぶれ防止対応320万画素オートフォーカスカメラが内蔵されている。カメラ部分もジュエルカットデザインで処理されていて統一感を持っている。カメラの左にはフォトライトがあり、カメラモードONの時にはフォトライトがOFF時でも弱い光で点灯する。カメラの下にはおサイフケータイの読み取りマークが描かれている。それ以外のパーツはなく、マットな仕上げでシンプルなイメージを強めている。

 端末を開くと、AQUOS技術に加えて「SV(Super Vivid)エンジン」を搭載した2.8インチWQVGAのワイドディスプレイが顔を覗かせる。今まで通常の240×320ピクセルの画角のディスプレイを使っていると、この240×400ピクセルというサイズは数字以上に縦長に感じてしまう。そのためメニューなどを表示さえると、これまでは一番上の項目にフォーカスされている画面に移行するが、このケータイでは中央の項目にフォーカスされる。ボタンを押す回数を少なくするちょっと気遣いが感じられる瞬間だ。

 ディスプレイ周辺からキーパッドにかけては表面がツヤがある処理になっていて、とにかく指紋やホコリが目出つ。常にキレイに使うよう気遣わなければならない点も、シンプルで洗練されたルックスを保つためだろうか。ダイアルキーはフレームによる区切りがない分大きくなって誤動作はしにくい。浅めのタッチにしっかりとしたクリック感で、長い時間メールを打っていても疲れにくかった。

 バックライトは端末のカラーにかかわらず青く光る。ディスプレイの上端に調光センサーがあり、暗いところでしかバックライトが光らない省エネ設計。十時キーやソフトキーの部分はメタル調のパーツが使われていてバックライトが光らないので、暗いところでのボタンの押し間違いを誘いそうだ。


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