TAROSITE.NET: COLUMN
100人の情報におぼれるか?
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.07.01 11:32
火曜日の情報通信文化論の分散授業トライアルと、それを受けた今朝のCNET Japanの僕のコラムを読んで、大学の同僚のbmさんからメッセンジャーが来た。彼も情報教育の手法構築などを研究していて、よく議論している。
90分で18人しかしゃべれないのは逆に言えば個々人に入ってくる情報が制限されるわけでそれが外れてしまうと情報過多でおぼれそう・・・
確かに、90分で18人というのは喋る限界でもあるけれど、聞く限界でもあるのかもしれない。なるほど。そう考えてもう一度、火曜日の90分間の振る舞いを思い返してみた。
1回目の課題は普通にtrackbackを授業サイトに来るだけで、100を超える意見が集まってくる。2回目の課題は、1回目の課題に集まった意見から参考にできそうなモノをピックアップして、学生同士でtrackbackをしあう。ここで今までは18人の意見を聞いたか聞かなかったかという分量が、一気に100の意見に触れる事になる。これがプッシュされてくると、確かに混乱の元だ。
とはいえ、普段の授業のように耳にプッシュされるカタチで100の情報が降ってくるわけではない。trackbackのリストを眺めて、関係ありそうなモノをピックアップする、プルでの情報取得になる。それなら混乱まではしないのかも知れない。
trackbackのリンクには、タイトルと概要(だいたいは文章の前半部分)が付いてくる。情報の選別をする時にはここが頼りになるため、タイトルと冒頭はキャッチーにしておいてもらった方が良かった。今だに「課題3」というタイトルが付いていたのでは、眺めた時のフィルターに引っかかりませんよね。
ちょうど昨年の今頃だっただろうか、現在はSixApartの執行役員のひらたさんにblogの手ほどきを受けた時、blogはバックエンドのXMLだけでなく、人が記事に情報をまとめるという行為そのものが、ネット上の情報を使いうる状態にしていくのだ、という話を伺った。つまり気の利いたタイトルや概要をつける、あるいはリードをわかりやすく書くといった工夫が、情報流通へのちょっとした気遣いの蓄積になるという解釈をさせて頂いた。
「課題3」というタイトルじゃダメだ、というのは正にこういう理由からなのだ。ただ単にblogだけある場合は、blogger、ここでは課題を出す人がちょっと気を遣うだけでも、100の情報からのピックアップは相当楽になるのではないか。さらにテキストを解析するbulkfeedsのようなエンジンを組み合わせれば、更に情報を見つけやすくすることは可能だろう。
このあたりが、現状課題として一つ、あげられるかも知れない。bmさん、ありがとう!
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