TAROSITE.NET: COLUMN

「言語は生き物」受信メールも変換候補になるAdvanced Wnn V2


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.05.26 00:25

 実用的に面白い機能がケータイの入力システムに載ってきた。オムロンソフトウエアのAdvanced Wnn V2がリリースされた。形態素解析を組み込んで、受信したメールも辞書登録する機能が追加されている。

 ケータイメールを打つ時、聞き慣れない言葉を聞いたらオウム返しをするじゃないですか。例えば「ハッチョンブリケが明日来るよ」と言われたら「ハッチョンブリケ?」ってな具合に(ちなみに“ハッチョンブリケ”は今思いついた言葉。意味は分かりません)。

 この場合、ハッチョンブリケなんて小さな「ッ」と「ョ」が入っているし、長くて入力が面倒。一度入力してしまえば候補に現れるようになるけれど、オウム返しで一度くらいしか使わない場合、その1度目が面倒。もし受信メールから学習してくれていれば、「ハ」と打ち始めるくらいで「ハッチョンブリケ」が候補に現れてくれる、と言う事なのか。

・ITmediaモバイル: 着信メール内容が予測候補に〜Advanced Wnn V2登場


 変換エンジンの詳細についてはニュースサイトに任せるとして。大学に入学した当初、SFCの鈴木佑治先生の授業「言語と伝達」で連呼していた「言語は生き物だ」という言葉は今でも覚えているけれど、正にこの辞書は日本語を局地的に育てるかも知れない。コミュニケーションの中で、語彙がお互いに増えていって、その人の友達の中での局所的な方言みたいなモノが辞書に備わってくる。

 そうすると知らず知らずのうちにその辞書が心地良くなっていて、機種変更する時に電話帳、着メロ、画像だけでなく、辞書も引き継ぎたい、なんて思うようになるかも知れない。それはきっと1回機種変をしてから気付く事になるんだろうけど。


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