TAROSITE.NET: COLUMN

FOMA戦略の迷走とみるか、モデル転換とみるか?


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.05.30 23:46

 ゴールデンウィーク明けから気になっていた記事があって考えていたのだけれど、そろそろメモしないと忘れそうなので。森さんがCNETの記事で「NTTDoCoMoの506iが示すFOMA戦略の迷走」というタイトルの記事を書かれていた。確かにFOMAを買った人をちょっぴり裏切るような端末が出てくる506iシリーズ(特にN)を見るとね。

・CNET Japan: NTTDoCoMoの506iが示すFOMA戦略の迷走

  FOMAとPDC(2GHzと800MHzの両帯域)でのすみ分けをさせたほうが、今後、料金プランなどで楽だろうと思うのだが、あえてそうしていないのはなぜなのか。なんだか、そのあたり「NTT」というよりは「電電公社」的な平均重視の発想に思えてならない。

セグメント分けなどのマーケティングで何がしたいんだか分からないだとか、全部のプラットホームに均等に新機種を与えていく平均重視だとか、確かにそう思えてくる。とはいえ、端末のセグメント分けだとかプラットホーム移行だとか、割とどうでも良くなっているんじゃないか、とも思えてきた。

 DoCoMoがビジネスモデルを従量課金の通話料に求めなくなったのかも知れない。一時的に、かも知れないけれど。

 FOMAのヘビーユーザーは定額制導入でひとまずi-modeのデータ通信料金は頭打ちになる。”ヘビーユーザーは“と言う事ではあるけれど、やっぱり今まで10円ずつを積み上げて利益を上げてきた会社。その通信料の一部でも定額使い放題になるというのは、師匠(虫屋、元NTT)からのお話を聞くと、やっぱりショッキングな事実じゃないか、と言う話だった。DoCoMoに過去の通信屋の精神を持っている人がどれだけいるかは分からないけれど、錯覚として会社が「稼げなくなる」と思っちゃったりして。

 その反動として、別の儲けるモデルを考える必要が出てきた。それがFeliCaや赤外線などを活用した「リアル接近・連携」をコンセプトにしたサービス群。でもこれらって手数料ビジネスなんじゃないか、とも思うのです。つまりDoCoMoはクレジットカード会社みたいな儲け方で利益を出していくということ?

 となるとセグメント分けだとかはあまり関係なくて、FeliCa端末が揃い始める時まで、DoCoMoユーザーでいてくれれば良い、と言う事。だからFOMAも506iも平行して魅力的な端末を出さなければならなかった。それでとある時期に全端末がi-mode対応になったように、全端末がFeliCa対応になって既成事実を作ってしまう、みたいな滑り込ませ方を目論んでいるのか。

 こんな予想をしてみました。チェックシート。答えが出るのは今年の9月か12月、そして来年の3月か。


Twitter Update
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/1741