TAROSITE.NET: COLUMN

iPod 3rd Anniversary


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.10.24 21:12

 Apple iPodが3周年を迎えたそうだ。僕は初代iPod 5GBを使い始めて、現在は10GBの3代目iPodを愛用している。

・So Wh@t: 全てはここから・・・「iPod」発表から3年  - その日から3年しか経っていないのに、音楽を提供される状況が現在のようなモノになっているとは、正直思ってもいなかった。しかもある意味「iPod+iTunes」の組合せが、ここまで音楽の提供形態を変えていく役割をリードするようになっているとは。これからの1年がどのように変化していくか、正直不安でもあり楽しみでもあります。

 今でこそMac信者として周りからも変な目で見られているけれど、そもそもMacに乗り換えるきっかけになったのはiPodだった。結果としてはそうなんだけれども、これだけではちょっと不正確。


■ 実はiTunes、つられてiPod

 実はiPodを使いたくてMacに乗り換えたのではなく、そのころどうしてもクールなMP3プレーヤーで音楽を聴きたいとずっと探し求めていて、最終的にiTunesしかないな、と悟ったのがきっかけだった。で、iTunesを使うならiPodも一緒じゃないとね、と連鎖反応的にiPodを買って使っている。

 今でこそWindows版のiTunesがリリースされていて、当然のようにWindowsでもiTunes+iPodを使うことが出来るんだけれど、まあ当時はMacを買うしかなかったわけで。まあWindowsもずいぶん長く使っていたので(Windows 3.0Bから10年近くかな)、別に乗り換えることに未練はなかったし、Macに乗り換えたおかげで得することはあってもあまり損することはない。

■ リアルGoodbye MD

 iPod以前はMDに12曲前後を入れて持ち歩いていた。高校時代の方がよっぽどマメに音楽を入れ替えて聴いていたんだけれど、大学入学以降はめっきり。CDプレーヤーが欲しいと思うほどに曲の入れ替えが面倒な作業だった。そのためiPodを使い始めたら夢のように楽なミュージックライフがもたらされた、というのはiPodのカタログに書いてあるうたい文句と同じ。でも事実そういう経験をしてきた。

 いままではディスク単位だった音楽の聴き方も変わってきた。iTunesの上でもiPodの中でも(なぜか“上”と“中”と、無意識に使い分けてますね)シャッフル再生が楽しい。ディスク単位ではあり得なかった曲順が繰り出されて、時には「うんうん」と電車の中で頷いちゃうような曲順を披露してくれたりして、DJをかろうじてやっている身からしても時々その発想を拝借してみたりしてしまう。

■ 逆の動きも

 iPodによってアルバムの壁を越えたシャッフル再生の楽しさや曲順のアイディアなんかが面白かったと書いたけれど、最近僕がやっていることはその全く逆だ。1日1曲ずつ選んで、半月で15曲のプレイリストを作って、それをCD-Rに焼いて楽しむ、なんてことをやっているんだから。

 とはいえこの行動に打って出たのも、iTunes+iPodによる音楽の聴き方の変化がもたらしたものだとも考えられる。まあ簡単にプレイリストを作ってすぐに持ち出すことが出来る音楽のフットワークの軽さこそ、だと思うので、iPod特有の現象だとは思わないけれど、僕にとってはとにかくiTunes+iPodによるインパクトが大きかったわけだ。

■ iPodのキンミライ

 とりあえず昨今の話題としては、カーステレオとの連携だ。

・CNET Japan: iPodを持って、旅に出かけよう --カーオーディオメーカーから接続製品が続々  -  Multi Technology Equipment(本社:ニューヨーク州リンブルック)は、Ipod2carアダプターという製品を販売している。Ipod2carはタバコの箱と同程度の大きさで、これをiPodとカーステレオにつなげば、ほとんどのカーステレオからiPodを操作できるようになる。また、このアダプターでiPodの充電を行うことも可能となっている。<略>一方、Texas Instruments(TI)は、ハードディスクを搭載した小型のカスタムPCをデモしていた。ダッシュボードのスペースに収まるこのPCは、CDから音楽をリッピングでき、USB接続経由でそれをiPodにコピーすることも可能だ。

 今はiTrip 2でFM電波を飛ばしてクルマの中で聴いているけれど、もうちょっとスマートなカタチで連携してくれたら、電池に冷や冷やしながらiPodを持ち歩かなくても良いし、大きな画面で曲名チェックがしたいとも思う。期待ですね。

 また先日から噂として取り沙汰されているカラー液晶搭載のPhoto iPodもまた楽しみだ。音楽だけではなくて写真をも持ち出してしまおうというアイディア。iPodのネーミングが音楽に限らないモノになっているのも頷ける。とにかくハードディスクなのだから。リリースされたら買うかもしれません、かなり高い確率で。60GBもいらないとは思うけどね。

■ iTunes Music Store Japanは?

 iTunes+iPodで一番の関心事はiTunes Music Storeの日本版リリースだと思う。僕はどちらかというとCDというモノを買いたいタチなので利用するかどうかわからないけれど、今現在は視聴マシーンとして愛用している。何というか、CDという物体そのものが好きだし、それが包まれているジャケットもオリジナルのモノを持ちたい、と言う欲求がどうしてもあるので、iTunes Music Storeから音楽を買うかどうか。

 ところがAppleもそんなユーザーに対するフォローとも思える小ニクい機能がiTunesの最新ヴァージョンには搭載されている。まずはジャケット印刷。アルバムのジャケットを1曲1曲に登録しておくと、もしもプレイリストのジャケットを印刷する場合はコラージュみたいにしてくれるし、もちろん同じジャケットならば12cm×12cmでどんと印刷してくれる。曲目リストもちゃんと出力してくれる。

 それに加えてHPが2004年1月に発表した「LightScribe」という技術。レーベル面にレーザーで画像や文字を描画してくれるもので、おそらくだけれど、データを焼いたCD-RやDVD-Rの表面にそのまま描画してくれて、手に取るときにはデータもレーベル面も完璧な“両面焼き”をしてくれるというもの。今までは質感の悪い印刷対応のCD-Rメディアを買ってきて、プリンターに装着しなければならなかったので、それに比べたら遙かに楽だと思う。ちなみに僕が使っているプリンタ、EPSON PM-770Cはレーベル印刷費対応。プリンタって壊れないもんですよね。

 iTunes Music Storeからデータで購入したアルバムも、ジャケット印刷機能とレーベル面のレーザー描画によって、実際にお店で購入するCDに近いモノを手にすることが出来る用になるかもしれない。こうなってくると「やっぱりiTunesは音楽流通を変えるよね」という話になるんじゃないかと思う。

 データで音楽を買ったときのiPodの存在感はやっぱり増してくるのかもしれないけれど、きっと思いも寄らない“もうひとひねり”が加わってくるはずだ。それが何かを考えるのには楽しすぎて時間がかかりすぎそうだから、また別の機会に。


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