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僕のiPod無精の理由 - 解決は新しいiPodのインターフェイス?


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.09.08 17:20

 僕はiPodを使っている。たぶんここ数年で一番入れ込んでいるモノじゃないかと思う。登場した当初に初代の5GB版を手に入れ、その後10GB版の3G iPod、1GBのiPod shuffle、40GBのiPod photo、30GB版の5G iPodと乗り継いでいる。

 初代は記念に戸棚にしまってあるのでFireWireケーブルを接続すればHDDとして使えるのでしょう。3G iPodは弟がアメリカにいるときにおいてきた(これが一番デザイン的に気に入っている)。iPod shuffleはUSBメモリ兼ゴルフ練習用のプレーヤーとして、iPod photoはオフィスのPowerMacのiTunesライブラリのバックアップ用として使い、5G iPodは普段使いをしている。

 音楽がこれだけ好きで、iPodもこれだけ好きなら、年がら年中iPodじゃないか、と自分でも思うんだけれど、これが驚くほどiPodにお世話になる時間が短いことに最近気づいた。確かに通勤時間は電車で5分、徒歩を含めてせいぜい15分。だいたい中吊りとかファッションとか広告なんかを観察しながらくるから、音楽の入力がいらないのかもしれないし、時々音楽を聴きながら小躍りするクセが直らないので都合が悪い。

 秋・冬・春は自転車で通うことになるけれど、このときはイヤホンは危険だ。街で見ていると自転車に乗りながらイヤホンで音楽を聴く人をよく見かけるけれど、やっぱりこれは周りの自動車の接近なんかを察知できなくなって危なっかしく思ってしまうから、僕はやらない。そうすると、通勤時間に音楽を聴くタイミングもなくなっています。

 オフィスに着いたらMacからiTunesの音楽は光デジタルでアンプに入り、そこからBoseのスピーカーで気持ちよく出力されてくるから、わざわざiPodで音楽を聴かない。昔みたいに「iTunesで音楽を再生していると、Photoshopが重たくて…」みたいなことはもはや起きないマシンパワーなので。そうすると普段仕事をしている中では、iPodが登場するタイミングは見あたらない。なんということだ。

 クルマの中では使いますね。カーナビに当然のようにiPod接続コネクタを付けて、クルマに乗り込むときにiPodを接続する。カーナビのリモコンからプレイリストやジャンル、アーティスト名などで曲を探すことも出来るので、とても便利だし、聴いた音楽のログはMacに接続した時にiTunesに反映されるので、クルマの中で「ビビッ」ときたトラックもきちんとフォローできるのは便利だ。

 けれどもHDDナビだと、音楽をCDから取り込んで保存できる機能があって、ここに音楽がたまり始めると、iPodをつなぎ忘れていてもきちんと音楽はなるし、ラジオを聞く貴重な機会でもあるので、iPodの競合は多い。

 家に帰ってきて。実は自宅にはCDプレーヤーやスピーカーと言った音楽関係のモノが一切ない。アンプもスピーカーもDJミキサーもCDJも、iTunesに音楽を満載しているMacも全てオフィスに持って行ってしまったので。そうなると音楽を聴く手段はiPodしかなくなる。普通の生活とは逆パターンですね。でもテレビを見たり、家族と話をしたりする場にはiPodは存在しない。

 唯一、確実にiPodにしか出来ない出番がある。それは夜寝るとき。KossのPorta ProヘッドフォンをiPodに接続して「Sleeper」プレイリストをちょっと小さな音量で聞く(ライブラリの中から夜寝るのにちょうど良い音楽を集めたプレイリスト)。それにしても、夜寝るときにしか安定した出番がないというのは、アクティブなイメージのiPodにとって不本意なんじゃないかと僕なりに思った。

 なんでそんなにiPodのポジションが低いのか。

 聞くヘッドフォンにも問題があるかもしれない。今のところ、オフィスではDJ用の安いSonyのヘッドフォン(これはそろそろ買い換えたいです)、iPod用にはShure e3c(ゴムだと付け心地がイマイチなので、低反発スポンジに変えました)、家においてあるのがKoss Porta Proの3種類だ。これにオフィスのBoseのスピーカーが加わると、僕の音楽リスニングのインターフェイスを網羅したことになる。そう見渡してみると、Shure e3cとBoseのスピーカーはかなり満足していて、あまり問題なさそうだ。

 もちろんBGMとして音楽をかけることも多いんだけれど、どこか気になったりしてしまう。それは仕事中が一番少ない(気にかからない音楽をかけているから)だけで、カフェやレストランで食事をしていたり、通りすがりのお店で流れていたりするBGMにも同様にひっかかる。この引っかかりを消したくない、というのも外でiPodを聞かない理由の1つになっているような気がする。そこで。

 僕の音楽の聴き方が関係しているんじゃないかと思った。僕が音楽を聴くときはだいたい手元にジャケットがあったり、iTunesのデータベースがあったりして、その曲に関するビジュアルだとかテキストだとか、そういった情報が目の前にあって、「うーん」とか「ふむふむ」とか考えながら聞いてしまう。つまり、どこか「さあ、音楽を聴こう」という気負いとともに再生することが多い。

 なんだか、牛乳片手に指揮をしながらクラシックを聴く「結婚できない男」桑野さん(阿部寛さん扮)みたいですけれども、それともちょっと違って、曲にレーティングしたり、プレイリストを作ったりしながら聞くのが好きなのだ。言い換えればiTunesで音楽を聴くのが好きだと言うことになる。それに比べれば、レーティングくらいは出来るけれど、iPodでは思い通りのプレイリスト操作ができなかったり、情報を付加するコトが出来ないため、役不足ということになる。

 だからといってMacでiTunesを起動して音楽を聴きながら歩くわけにも行かない。なんとかiPodだけでアクティブ・リスニングを実現できないだろうか。これの解決には2つ。iPodに進化して頂くか、聴き方を変えるかのどちらかだ。

 iPodの進化については、クリックホイールだけでもうちょっとプレイリスト操作などを柔軟にこなすことが出来る新しいユーザーインターフェイスがもたらされると良いのではないか。もしクリックホイールだけでは限界があるなら、新しいインターフェイスを採用してくれてもいい(ずいぶん偉そうだけれども)。

 別のエントリーで9月12日にiPodの新しい形がデビューするんじゃないか、なんて言う予想というか希望を書いておいた(tarosite.net: たぶん次に買うMac - iMac 24 inch)。映画配信が始まったときにそれを見るのにピッタリの16:10サイズのディスプレイを持っているiPod。そうすると、ディスプレイサイズを稼ぐことと本体を小さくすることを両立させるために、iPodの前面全てがディスプレイ、と言う形状になるんじゃないかと思う。

 そうなると、iPodのアイデンティティだったクリックホイールが前面から消えてしまうことになる。となると、何か新しいインターフェイスが、自ずと必要になるんじゃないか、と言う算段だ。参考になりそうな情報は僕のはてなブックマークのinterfaceタグのページにありそうな気がする。全面タッチセンサー入りのワイドディスプレイなんてどうだろう。最近のMacBookなどで採用されているような、1本と2本のジェスチャーでも違う動作をしてくれても良いじゃないですか。

 さて、おそらくもうしばらく、ある種の答えが出るでしょうから、日本時間水曜未明をお楽しみに。


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