TAROSITE.NET: COLUMN
Keitai 2.0ならポータビリティで乗り換える
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.08.24 13:19
今まであんまりケータイのナンバーポータビリティ(MNP)についてコメントをしてこなかった。というのも、僕自身、そこまで乗り換えるつもりがなかったからだ。
既にDoCoMoを9年ほど契約していて電話番号もずっと同じものを使っているし、メールアドレスも気に入ったアドレスに落ち着いている。この前のアメリカへの仕事&バケーションで溜まったUnited→ANAのマイルも10000円分のEdyに変えてケータイに入れてあるし、やっとこさビッグカメラで作ったViewカードのお陰でモバイルSuica生活も始まった。今使っているSO902iも良好。10月で10ヶ月が過ぎるところだけれど、じたばたする理由は見つからない。
けれども先日少し考えていたり、人と話をしていたりして、もし乗り換えるなら、と思いをめぐらせてみると、ちょっとその気になってきてしまった。乗り換え先は残念ながら、乗り換え希望先No.1のauではない。Vodafone改め、Softbankである。
だいたい、DoCoMoユーザーに「MNPが始まったらどこのキャリアに乗り換える?」と聴くと、割と口を揃えて「au by KDDI」と言う。別に by 以降は言わなくて良いと思うんだけれども。とにかくあのブランド戦略、端末の安さと豊富さ、音楽機能の充実などを身近なauユーザーに見せつけられている。どうやらauのブランドに自分の生活の身近にいてくれて、存分にサポートしてくれそうな存在、という思いをはせている人が多そうだ。
でもケータイでやる事なんてDoCoMoを使っていても変わらないし、DoCoMoやっと追いついてきた機能である音楽関連の機能も、みなさんだいたいiPodを持っているから関係ないんじゃないか、と思ったりもする(確かにカバンの中のモノは減るけれども)。僕も、何かが劇的に変わるのであれば、乗り換えても良いんじゃないか、と思っているのだ。
MNPのもう一つの候補であるSoftbankはどうだろう。そう考えてみると、これはちょっと変わりそうな気がしてきた。なにしろ、今までのiモードボタンやEZウェブボタンではなくY!ボタンが搭載されるのである。このY!ボタンは前者2つと決定的に違うのではないか。
僕は割と積極的に、メール・アドレス帳・スケジュール以外のYahoo!のサービスを利用している。検索ではYahoo!をほとんど使わない(MacのSafariにGoogle検索窓が標準搭載だから)けれど、ブラウザのトップページにはMy Yahoo!がセットされているし、株価や動画ニュースはブラウザを開くときに見ちゃうわけだ。使っていないとはいえ、メールやブログ、アドレスブックやスケジュール、そしてメモまで完備されている。もはやネット上の文房具状態である。
そしてこれらのサービスは今現在でも、PCで設定した内容をケータイのMy Yahoo!からでも同じように見ることが出来る。PCとケータイで設定を共有するなんて珍しいアイディアではないけれど、ケータイを使っているとこういう気が利いたサービスの少ないこと。
SoftbankのケータイにY!ボタンが搭載され、これらのMy Yahoo!が端末の機能(に見えるように)として直接利用できるようになったら、と楽しみなのだ。
もちろん端末そのものにもメールだとか電話帳だとかスケジュールのインターフェイスとデータ格納領域があっても良いし、それを利用することも出来るべきだ。けれどもYahoo!のアカウントを持っている人は、端末のデータではなく、オンラインの先にあるYahoo!のサーバ上のデータを、あたかもケータイのデータとして扱えるようになったらどうだろう。
アドレス帳を編集すれば、その場で(もしくは何らかの周期で)サーバ上に保存してくれる。そのためPC上からブラウザでアドレス帳を編集してもケータイに反映される。ケータイをもし水没させてしまっても、新しいケータイでアカウントを設定してサーバと同期させれば見事に元通りである。
PCで読み込んでおいたデータをケータイから呼び出して電話がかけられるんだから、普段面倒で余り登録しないお気に入りのレストランの電話番号や地図も登録しておけばいい。さらに言えば、Yahoo!で検索したお店が気に入ったら、迷わず「アドレス帳に登録」しておけば、いつでも予約の電話をケータイから入れることが出来る。
インターフェイスだって変わるかもしれない。もしもネットワークに自信があって、絶対どこでもW-CDMAか無線LANの電波が届く、と強情を張るなら、別に端末固有のインターフェイスなんて必要なくて、軽快なフルブラウザと出来の良いFlashかAjaxのインターフェイスを使って、サーバ上の自分のデータにアクセスすれば良いんだから。これがPCのブラウザと共通の使い勝手を提供してくれるなら、小躍りする領域である。
メールアドレスも、@softbank.ne.jpと@yahoo.co.jpを関連づけできれば、ケータイメールとPCメールを今までのない使い勝手で融合させることが出来るかもしれない。少なくとも、同じメールボックスにケータイとPCのメールが入ってきて、同じインターフェイスで送受信できれば素敵じゃないですか。
多分ここに書いたことは、ケータイのYahoo!とPCのYahoo!を使って既に実現することが出来る。僕の友人でそこまでガッツリとPCを使っていないユーザーほど、Yahoo!の各サービスをケータイとPCとを駆使して使いながら生活している。今まで余り気にならなかったが、最近とあるきっかけで、彼らがちょっとうらやましくなってきたのだ。
僕は最近ウィルコムのW-ZERO3 [es]を使い始めて、IMAP4でメインのメールアドレスと同期を取り、各ブログの投稿設定をフルブラウザ上でして、Missing SyncでMacのアドレス帳とスケジュールの同期を取り(これに関しては詳しく別にエントリーします)、PCを持ち歩かない日を増やしている。より軽快なモバイル端末でPCでこなしている多くのことが出来るようになった。
そうなればなるほど、ネットワーク側と端末のデータやサービスとの連携というか一体化、融合が進むことを求めるようになった。そう考えたときに、一番可能性が高くて期待できるのは、Softbankしかないな、と思ったのだ。
僕にとっても他の人にとっても、ここで書いたことがどれだけ重要なことだか分からないし、これを自在に操れる端末が出てくるかどうかも分からない。
けれども期待できるのは、今までのVodafoneでは、フラッグシップ端末はシャープと決まっていた。シャープと言えば、アメリカで見たクールな端末Sidekick 3も作っている。これをそのまま日本でSoftbankブランドで売り出したら、SO902iもW-ZERO3 [es]も投げ出して、喜んで乗り換えるだろう。
ただ1つ、やっぱりおサイフケータイは載せて欲しいかもね。
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