COLUMN
N901iS - 久々のケータイらしいケータイ
by TARO MATSUMURA - 2005.08.30 22:41
ケータイを機種変更した。直近で使っていたSH901iSへの愛情が3ヶ月続かなかったからだ。ありますよね、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、みたいな。僕だってしょっちゅう機種変更しているわけではなくて、気に入って長く使っていた端末はいくつもある。preminiもその内の1つだし、P900iもそうだった。けれども続かないモノは続かないのだ。はじめから、こりゃ続かないだろうな、と分かるものもある。けれども気に入って使っていても、突然切れてしまうこともあるから難しいんです。
SH901iSへ続かなかった愛情
なんだかケータイの話じゃなくなってきたので元に戻すと、SH901iSへ愛情が続かなくなったのはフィーリングの問題だけではない。まず重すぎた。メールを打とうと思っても片手で10通返信しようと言うのはなかなか大変な作業である。机に置いたり両手で持ったりしながらというのは、なんだかケータイとして間違っている気がしてきた。重さにも関係するもう1つの理由は、ケータイが手になじんでくるどころか、手につかなくなってきたのだ。良く落っことすし、なんだか持ちにくい。
デジカメのスタイルで撮影することが出来るスタイルや、3.2メガピクセルのカメラの画質、動作スピードはかなり気に入っていた。しかし立ち戻って考えたとき、やっぱりケータイはケータイらしいモノの方が良いんじゃないか、と思ってしまった。それにしてもポケベル打ちをしているときに、両手じゃないと疲れてメールを打つのが億劫になるケータイなんて、ちょっとやっぱりね。手を鍛えろ!と言われればそれまでなんだけれども。
また秋・冬に向けてもう1つの理由がある。「表参道オレンジライフ」というコンセプトを勝手に掲げて、カバンをオレンジにした。だったらケータイもオレンジにしたい、と思ってしまったのだ。こう言うときにパネルでカスタマイズ出来るというデザインとしての「機能」は重宝するな、と痛感させられたけれど後の祭り。
何にするか?
僕の中に残されたチョイスとして、FかPかNの901iSだった。FはDと同じSymbien OSでポケベル入力が出来ないので却下。となるとPかNのどちらかと言うことになる。端末を触ってみる。この段階で勝負はついていた。
Pのカスタムジャケットは気分が変わったときに対応が聞くし、ドットディスプレイのアニメーションもカワイイ。しかしモノとしての質感が安っぽいのだ。特にワンプッシュオープンのボタンのあたり。ワンプッシュオープンはP504iやP900iを使っていて僕もかなり気に入っていたせっかくの一押し機能なのに、なんだか残念な「カチ」という音。これはやはりちょっと使いたくないな、と思ってしまった。
しかし、実は質感の勝負の前に、オレンジの部分があるN901iSで勝負はついていた。正確にはオレンジと言うよりは渋い赤という色味なんだけれど、僕の中では何となくオレンジのトーンバリエーションの範疇に入っているし、(やっぱり赤と言うべきだからなんだけれど)今まで振れたことのないオレンジの色味が気に入った。十時キーやニューロポインタのあたりの金属部品の質感も良い。ということでこれをチョイス。
ケータイらしいボディ
持って開いてみると、実にケータイらしいケータイなのだ。今までのとそこまで変わらないはずだが、薄く感じる折りたたみ型で、10キーがある側の方が薄く、幅があるものの握りやすい。また開いたときのバランスもややトップヘビーで持ちやすい。SH901iSのようにポケベル打ちをしていて疲れることもないんじゃないかと思う。
またカメラの位置。P900iは画面部分の折りたたみのヒンジの付け根あたりだったし、SH901iC、SH901iS、D901iSは背面ボディ部分のヒンジに近いところだった。N901iSのカメラは画面側のてっぺんに装備されている。ケータイを構えて写真を撮るとき、やっぱりこの位置が一番自然なんだな、と改めて思った。操作部分は普段と変わらず操作できて、画面とカメラの位置関係からしても使いやすい。
僕にとって、デジカメスタイル、横撮りスタイルなど、巡り巡って結局一番最初の写メールスタイルが使いやすかったという結論に至った。2年くらいかかりましたけれどもね。
熱い!
早速充電しながら色々カスタマイズを始めたんだけれど、このケータイを使っていて1つ難点が見つかった。充電しているときはケータイの筐体ごと熱くなるもんだけれど、ニューロポインタが金属で熱伝導性が良いため、充電中の発熱が直接操作している指に来るのだ。別にやけどしちゃう程熱くなるわけではないけれど、回りのプラスティック部分よりは明らかに熱い。金属部品はクールだけれど、サイズを抑えようとするとやっぱりこういう弊害が出てくるもんだ。
マルチタスク・マルチアクセス
FOMAの高機能性をappealする武器がマルチタスク。SHでは擬似的に実現されていて、一度NやPのマルチタスクに慣れてしまうと物足りない感じがあった。N端末に戻ってきて、またがんがん機能を起動しっぱなしにして切り替えながら使うスタイルへと移行した。パソコン上で複数のウインドウ、アプリケーションを開きながら作業をするというスタイルに慣れすぎているからだけれど、やっぱりケータイの上でもマルチタスクで操作をするのが性に合っている。
例えばi-modeメールで待ち合わせのメールに返事を書くときに、今いる場所の地図をi-modeのブラウザからi-areaで検索して表示させ、そのURLをブラウザでコピー。そのままメール作成画面に戻ってURLを貼り付けて送信。次の返事が来るまで再びブラウザに戻って、その地図の画面から近くの食べ物屋やカフェを調べてみたり。いや、本当に僕はこういう使い方をしているので、快適ですね。
N901iSでは起動しているタスクが、ディスプレイの一番下の行にアイコンで表示されるので、別に何が起動しているかチェックする、と言うわけではないけれど、何となく心地よいモノですね。
やはり動作が遅い
LinuxベースのOSを使っているN901iS。前回よりは早くなっているとはいえ、やっぱり動作や画面描画のもたつきが気になる。特にマルチタスクを使っているときにバックグラウンドでi-modeメールを受信するときなんかは、そのままシャットダウンしてしまうんじゃないか、と心配になるくらい固まってしまう。Windowsであの状態になったら迷わず電源ボタン長押し→再起動と行きたくなるが、そこでちゃんと戻ってくるから偉いんだけれども。
背面ディスプレイの向き
使い始めて気になったのが背面ディスプレイの向き。ケータイを机に置くとき、ヒンジ側を手前に置くことが多かった。何でそういう習慣になったのか分からないけれど。以前大きな背面ディスプレイがあったのはP900iだったが、この端末はヒンジ側を手前に置いて、背面ディスプレイを正しい向きで見られるようにセットしてある。MacのPowerBookははヒンジを手前側に置かないけれど、やはりヒンジ側がリンゴマークの下辺になっていて、ディスプレイを開くとリンゴマークが向こう側に上下正しい向きで立ち上がる。なんとなく「ヒンジ側が下辺」という慣れがあるのだ。
そのクセでN901iSのヒンジ側を手前にして机に置いておくと、背面ディスプレイが上下逆さまなのだ。よく見るとボディに書いてある「N901iS」の文字やカメラの回りにある「AF MEGA PIXCEL」の文字も、全てヒンジ側が上辺。ヒンジ側が自分と遠くなるような向きでおけ、と語りかけているデザインである。確かに開く側が手前になっていれば、そのまま手にとって親指でぐいっと開けば良い。ヒンジが手前にあると、端末を手の中で180度回転させなければ同じように親指ぐいっができないから。
それでも何となく、ヒンジが億にあると違和感を感じてしまうんです。
このN901iSの隠し球はメールの内容を分析して付けてくれるアイコン。これが意外と楽しいのだ。別のエントリーで。
Related Article
Trackback
- URL:
http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/4382