COLUMN
Panasonic LUMIX LX-1
by TARO MATSUMURA - 2005.10.14 17:42
PanasonicのLUMIX LX-1を導入しました。840万画素の16:9CCDを搭載した広角撮影対応のデジタルカメラ。ビデオiPodも出てきたし少しムービーを撮ってみようかなと思い立ったのが1つと、IXY DIGITALもとてもイイ気に入ってるコンパクトデジタルカメラなんだけれど、せっかく一眼レフカメラがあってキチンとした写真が撮れるカメラがあるし、画質は劣るけれどもFlickrに直結している4:3の画角で200万画素のカメラがケータイに付いている。これらにプラスしてコンパクトデジカメを持つとしたら、もう少し尖ったデジカメを使いたいな、とも思ったのが2つ目。まあLX-1をコンパクトデジカメ、というのはどうか、と言う話もあるけれど。
ちなみにアジーくんはRICHOが10月26日にリリースするCaplio R3にものすごく反応してました。CCDシフト式手ブレ補正に光学7.1倍ズームのコンパクトデジカメ。確かに今ケータイのカメラで済ませている彼からすると、これは良いチョイスになりそうですね。以前庵くんがCanon EOS Kiss Digitalを手に入れる前にRICHOのデジカメを使っていたんだけれど、なんだかとても深い味わいのあるえづくりに感動した覚えがあります。その流れを受け継いでいると、なかなかこれは良いんじゃないか、と。LX-1の話に戻ることにする。
・Amazon: Panasonic Lumix LX-1
・Amazon: RICHO Caplip R3
・Flickr: Panasonic Lumix LX-1
http://www.flickr.com/photos/taromatsumura/52355409/
快適。
以前母親が使っていたLUMIXを触ってみて、同時期にでている他のデジタルカメラに比べて、ピント合わせやシャッターの動作なんかがどうも緩慢な印象を覚えて、それでIXY DIGITALを使っていたという経緯がある。そのため16:9は魅力だけれど、LUMIXで大丈夫かな、とちょっとした抵抗感を、実は持っていた。しかしその抵抗感は、LX-1には全くなかった。とても快適である。レンズカバーが外付けで、電源を入れるときにいちいちはずさなければならないのは面倒ですね。
IXY DIGITALよりも大きくてレンズの部分も出っ張っているけれど、それでも重さはあまり変わらないのか、結構軽い印象がある。操作もCanonとは違ってPanasonic風の癖があるけれども別にそこまで使いにくいわけではない。ただ十時キーみたいな操作が可能なボタンが2種類付いているので、そこはちょっとわかりにくいな、と言う印象を覚えてしまった。まあメニュー操作用の十時キーとカメラの撮影設定用のジョグダイアル、という使い分けはされているんだけれども。
1つ良いな、と思ったのは、撮影した写真をプレビューするときに、どのモードで撮影したかが分かるようになっている点。LUMIXユーザーにとっては当たり前なのかもしれないけれど、他のデジタルカメラでは露出やシャッタースピードを見ることは出来ていた。キチンとモードのマークが付いているので、次に同じよう苗作りをしたい、と思ったときにもちゃんと間違わずにモードの設定をすることが出来るので。
画角の話
尖ったデジカメとして16:9の写真が撮れるようになったのは良いんだけれども、一眼レフで撮る写真、ケータイで撮る写真とまた違った写真の枠組みになっていることに、電源を入れて写真を撮ろうとしたときに気付いた。一眼レフの写真は割と普通に写真を撮るぞ、という勢いで撮ることがが出来る。一方ケータイのカメラは縦長が基本なので、横長で撮影してきた写真とは少し違った見え方になっている。
これは以前2003年12月に書いたエントリー「tarosite.net: ケータイカメラによる縦長世界」(http://www.tarosite.net/2003/12/post_376.html)で触れているが、横長が基本か縦長が基本かで撮るモノが変わってくる、と言う話である。別にカメラもケータイの傾ければ良いんだけれども、この向きで撮ってください、と始めにオススメされたが画角を変えるのは結構思い切った作業のような気がする。懐かしいですが、以前のエントリーの鴨川にいるペンギンの写真の例のように、縦長でフォーカスする景色と横長でフォーカスできる景色と、違うんですよ。
その上で、新たな画角である16:9のカメラを使い始めるのである。初めて撮影した写真は、市ヶ谷の橋の上からの1枚。なんか、こう、駅の部分を入れすぎてしまっていてバランスが悪いような気がする。後から見るとそう言うことは出来るんだけれども、何しろ新しい画角で撮影した初めての1枚だ。そんな最初から思うような写真が撮れていると期待するのもちょっと図々しいというものだ。ついつい4:3とか3:2のサイズのイメージだから、線路が真ん中に入りすぎているのかな。もっと左に線路があっても、16:9ではいけるのかもしれない。運良くホームの「そば・うどん」が入っているのがせめてもの救いですね。
別に写真のセオリーを勉強しているとかそう言うわけではないんだけれども、自分としてこれだ、と思う構図がなかなか作れずに悪戦苦闘する状態がしばらく続きそうである。けれどもこれだけ広々とした横幅を確保できると言うことは、今まで撮れなかったモノを取れるようになる可能性もある。とにかく、まずは16:9の画角になれることから始めなければなりませんね。人間の視野に一番近い画角と言いつつ、その画角になれなければいい写真が撮れそうにない、と感じる当たり、今まで3:2もしくは4:3で支配されていた人間の写真記録の習慣はスゴイですね。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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