TAROSITE.NET: COLUMN
PHSのピンチ 〜 ケータイを構内電話にするソリューション
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.06.04 15:14
今まで構内電話、内線は有線かPHSがその役割を担ってきた。特に公衆回線が携帯電話にほぼリプレイスされつつある中で、PHSは内線に活路を見出していた。SFCでも3年くらい前から構内PHS網が張り巡らされて、事務室の職員がPHSを携行している様子を見かける。そんなPHSが、いよいよ構内電話でもケータイと対決する事になりそう。
CNET Japan: 携帯を内線電話に KDDIが11月末から1回線月945円KDDIの新サービス「オフィスワイズ」は、au携帯電話に付与した最大11けたのエリア内番号をあらかじめ登録することで、事業所内であれば登録端末同士の通話を1回線あたり月額料金945円で提供する。ダイヤル手順は「*55」のあとにエリア内番号をダイヤルする。また、既存のPBX(構内電話交換機)を利用した内線電話への通話もできるほか、エリア外にある登録端末への通話は1分31.5円の従量制で可能だ。
<略>
当初はau携帯電話を1000台以上契約する大口顧客を中心に開拓する。初期導入にはアンテナや専用設備の設置に1000万〜2000万円レベルで費用がかかるとみられる。
構内に基地局を立てて、PBX交換機に端末を登録すれば内線電話として利用出来るソリューション。メールやウェブは公衆回線を使うそうだ。外に出れば番号を持ったauのケータイとして使う事が出来る。どの端末で利用可能か、と言う記述は特にないけれど、端末さえ登録すればどのauのケータイでも対応出来るのかな。それにしてもアンテナのコストがあるので、同ビジネスしていくかが課題。
SFCでは内線PHS網が張り巡らされるのと同じ時期に、無線LAN(802.11b)も張り巡られた。もしこちらを使う場合はDoCoMoのソリューション。
・NE ONLINE: 「FeliCa」対応はF,無線LAN対応はN,次期FOMA端末の姿が明らかにこのほか千葉氏の講演では,NECが開発する無線LAN対応機「N900iL」にも言及した。無線LANの使い方については,「オフィスの内線電話として使われている構内PHSのような使い方を想定している」(千葉氏)とした。同機は,NTTドコモの携帯電話機として初めてLinuxをOSとして搭載した機種になる。
初のLinuxケータイとなるN900iLの無線LANの使い方は、オフィスの内線電話。これに関しては、昨年12月2日のエントリー「FOMAと無線LANのデュアル端末」で触れているが、その製品版ということになる。こちらは無線LAN経由の音声通話とウェブ閲覧に対応している。高速、無料というモードがケータイに入る事になる。
やり方としては無線LANがあるイントラネット網にPBXを取り付けて回線交換させるというもの。この場合無線LANのアンテナでOKだとすれば、PBXのコストだけで済む。
5月13日に「DoCoMoと東京メトロ、全駅に無線LAN設置」というエントリーを書いた。この話が伏線となって考えを膨らましていた。無線LANとのデュアル端末、今は内線としての利用が想定されているが、地下鉄の駅も構内と言えば構内。Mzoneによって“DoCoMo的な構内”を増やす形で、ホットスポットにいる人同士が無料通話を行えるようになったりしないだろうか。もちろんいくらかの定額料は必要だと思うけれど。
となると、映画「マトリックス」で、マトリックス内では公衆電話などの電話回線を探していたけれど、人がMzoneを探して通話をする、なんて言う姿が目に付くようになるかも知れない。特に囲いとかはないんだけれど、みんなケータイの無線LANの電波強度を身ながら、何となくその当たりにわさわさと集まって電話をする。
形のない電話ボックスみたいなモノが形成されたりしないだろうか。