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表参道ヒルズプレビュー
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2006.02.08 23:22
僕がオフィスを置いている場所から路地を3本行ったところに2月11日に新しいヒルズがオープンする。表参道ヒルズだ。同潤会アパートの老朽化で取り壊し、再開発が決まってからあっという間に完成した表参道ヒルズ、六本木ヒルズのコミュニティパスポートでクレジットカードを作っていた関係か、2月8日の内覧会に招待されたので、早速内部をご紹介したいと思う。内覧会のチケットとして使われたのは緑色のリングだったというのは流行と機能を取り入れたナイスアイディアでした。
写真と共に解説していきますが、Flickrにアルバムを作っておきましたのでお好みでどうぞ。
・Flickr: Omotesando Hills Preview
http://www.flickr.com/photos/taromatsumura/sets/72057594061130035/
・from 今日のトーキョー: 表参道ヒルズプレビュー
http://tokyotoday.net/2006/02/post_625.html
表参道駅のA2出口から地上に上がってしばらく坂を下ると、早速表参道ヒルズの外観で僕が一番お気に入りの、旧同潤会アパートが再現された「同潤館」が見えてくる。実は表参道ヒルズの外観に関しては、真四角でちょっとプレハブの仮設っぽい感じや無機質な感じが気に入っていないんだけれども、ここに関しては手放しで嬉しくなっちゃうわけです。そしてお気に入りの外観につけられた表参道ヒルズのロゴもかなり好きなデザイン。つまり表参道ヒルズを外から移したら、このカットが僕の中でのベストと言うことになる。いきなりのファーストコンタクトがベストショットというのも贅沢な話かもしれない。
キレイになった公衆トイレを眺めつつ目線を下に落とすと、水がわき出ているガラスのオブジェがあり、そこから表参道ヒルズの建物沿いの樋に水が流れていることに気づく。冬場はともかく、夏場はこの流れがちょっとした涼しさをもたらしてくれそうだ。あまりマイナスイオンが沢山出てきそうな急な流れではないし、割とふさがれている部分も多いんですけれども。
メインエントランスから中に入って広がる景色が、このスパイラルスロープが地下3階から地上3階までぐるぐると張り巡らされた空間だ。ここに入ってくると、どこにこんなスペースがあったのだろう、とちょっと驚かされる。このスロープは表参道に面した地上2階の坂が実際の表参道の坂と同じレベルにあり、そこを基準にして上下に表参道の坂と同じ傾斜角3度で空間を取り囲んでいる。その坂沿いに店が軒を連ねている。
そこには六本木ヒルズのような凝っていてわかりにくい構造物というアイデンティティよりも、アメリカのニューヨーク郊外にあるショッピングモールを小さくしたようなイメージが先行する。特に派手ではないけれども何となく落ち着ける、そんな空間という印象を受けた。この段階で外観の無機質なイメージへの抵抗感は払拭される。
地下1階の同潤館側からはだんだんと幅が太くなる階段が地下3階に向かって下っていて、遠近法でメインエントランスからの奥行きが強調されているデザイン。踊り場の広い階段状になっているこのスペースは、まるで表参道のくぼみに出来たステージのようだ。そしてこのステージには仕掛けがある。天井を見上げると何台かのプロジェクターが設置されていて、プレビューの日には夕刻をすぎた時間帯から、階段ステージに向かって森の木漏れ日のような模様が照射されていた。しかも階段からはみ出すことなくキレイに映し出されていて、芸が細かい。昼間とは違う表情を見せるスパイラルスロープの洗練されたイメージは更にこの空間を好きにさせてくれる。
演出はヒカリだけではない。階段の両端に立てられた筒状のモノはスピーカーで、階段ステージを行き交う人々をマルチスピーカーが創り出す音像空間で包み込んでいくのだ。この階段は夜仕事を終えてから、無目的にでも歩いてみたくなる。表参道のオフィスからついつい明治神宮前まで歩いて帰るときに、この階段で地下3階まで下りてしまうと、男の子にとってはちょっと危険な時間帯になってくる。最下層にはいろいろな誘惑が潜んでいるからだ。
まず地下3階にはDelfonicsという文房具屋がある。そこには良いデザインの文房具が揃っている。僕が普段使っている方眼ノートや万年筆用品はもちろんのこと、手紙を出すにも小物を送るのにも便利な郵便用品のコーナー、プレゼントにもちょうど良い小物のコーナーが充実していて、プレビューの日に唯一男性比率が高い店舗だった。考えてみたら10月にオフィス開きをしておきながら、表参道近辺に気の利いた文房具屋を発見できていなかったので、ここがあればイイじゃない、というと贅沢だろうか。
お隣にはamadanaのショップが軒を連ねる。日本初のクールな電化製品がフルラインアップで揃った店内は、いつかこれに買い換えようという思いを募らせながら一回りもすれば気分が良くなってくる。内装も純和風で統一されていて、外国人を招いてきても日本の電化製品のクールさをキチンとアピールできそうだ。まあこういうところをふらふらと見ているとクラクラしてくるわけです。
先ほど下ってきた階段の下をくぐるとそこには新生銀行のATM、口座開設窓口が併設されたデロンギの"バンクカフェ”が現れる。新生銀行は例えば新宿西口のロータリー沿いにスターバックスを併設した店舗を開いたりして積極的に「バンクカフェ」ブランドを展開しているが、ここではデロンギのおいしいコーヒーやちょっとした食べ物が楽しめるお店。Delfonicsがオフィスから一番近い文房具屋なら、このバンクカフェがオフィスから一番近い銀行ATMになる。口座でも作ろうかしら、と思ったら思うツボですね。
そしてその隣がしばらく入り浸りそうなスポット、Bisty's。ここはワインの計り飲みをすることが出来るお店で、ワインカードに200円単位でチャージすると店内に配置してあるマシーンから好きなワインを好きなだけグラスに注いで楽しむことが出来る。高くてボトルではとても変えないワインをちょっと味見してみるだとか、お気に入りのワインを見つけて飲みたいときにすぐ飲めるようにする、と言った使い方が出来る。仕事が終わって、あるいはカジュアルな打ち合わせの時にパッとここで1杯やりながら話をするなんて、ちょっとイイじゃないですか。
と言った具合で、僕が表参道ヒルズをどう使うかを早速決めつけて披露したようなプレビューになってしまったけれど、ファッションブティックに興味がある人はそれぞれのお店でお目当ての品物を探してみてください。僕が密かにDan Gentenで正面に飾ってあった革のカバンに一目惚れしていることは隠しておこうと思います。また3Fは飲食店が並んでいて、僕が時々行く和食の暗闇坂 宮下が初の洋食店をオープンしていたり、スパイスショップがお惣菜やチーズのセレクトショップ状態になっていたり、楽しめそうなフードスポットもあります。大変混雑して当分は気軽にいけないかもしれないけれど、また追ってご紹介ということで。
最後にこの写真を紹介しておきます。この階段の先にはデザイン雑貨のお店があるのですが、果たして発見できますかな?
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