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Restore - MacとP900iの環境再構築
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2004.11.14 15:45
PowerBookとケータイのダブルクラッシュについては、周りの人から言わせれば「とんだ災難が2つも同時にやってきた」と若干〜割と大きめの驚きと共に慰めの言葉を頂きました。僕は割と「日常なんてそんなもんだ、それがどうした」といつも通りのあきらめ加減で受け入れてしまったら、「冷めすぎている」と言われる始末。じゃあどうしたら良いんだろう。憤死せんばかりに怒ればいいと言うわけでもないし。
ということで週の後半から週末にかけて、淡々と環境の再構築を進めていった。最も身近な2つの日常品を今までの使いやすい状態にする過程の話。一目瞭然で必要な機能を入れていく作業に加えて、記憶の糸をたどりながら再現する、という作業もあった。
ほとんど同じ再構築作業
PowerBookとP900iの再構築作業を同時に進めていくことになる。
まず製品を開封してから、Macには買ってあったメモリを増設する。ケータイにはminiSDカード。付属の16じゃ足りなくなりそうなので、64MBを買ってきた。ちょっと「メモリ」の意味合いが違うけれども、スロットを空けて差し込むという作業は同じだった。
電源投入前の作業は続く。次にディスプレイの保護だ。Macにしてもケータイにしても、誰かに転売する可能性を考えているわけではないけれど、傷が付いたディスプレイはどうしても使っていて残念な気分になってくる。ディスプレイを傷から守る、あるいは傷が付いても交換すればまた傷から解放されるために、液晶フィルターを貼り付ける。できればそれによってディスプレイが見やすくなればなお良いじゃないですか。これを記法を上手く逃して貼る作業は苦手で、ケータイで10分、Macでは20分くらい格闘して作業をした。
続いて電源の投入後の環境設定だ。アドレスブック・電話帳やブックマークなどは、Macの場合は.Macに、ケータイの場合はminiSDカードにそれぞれバックアップが取ってあるため、バックアップから本体にデータを移行する。そして時計合わせや画面配色の設定、キーボード入力のカスタマイズ(MacではATOK17、ケータイでは2タッチポケベル入力)、効果音・着信音の設定を済ませる。
次はアプリケーションだ。MacにはMicrosoft Office、Adobe Design Collection(残念ながら1つ古いヴァージョン)、ectoやNetNews Wire Liteなどのblog系ソフト、ProteusやMSN MessengerやSkypeなどのコミュニケーション系ソフト、Keynoteを立て続けにセットアップしていく。Macにしてからこういった作業の頻度は減った気がするけれど、いつやっても面倒で時間がかかる作業だ。
ケータイでもアプリケーションのセットをしていく。i-modeのマイメニューなどを頼りにして、DoCoMo料金サイトのアプリ、駅前探検倶楽部、Yahoo! Mailアプリなどをセットアップする。駅探のアプリは知らない間にヴァージョンアップされていて、画面遷移にアニメーションがついたり動作が高速化していたり、刷新されていた。駅探はほとんどそのアプリからしか使わないので気付かなかったけれど。
今に始まったことではないけれど、ケータイで困ったことは着うただ。以前1ヶ月だけの料金を払ってダウンロードしたナタリーコールやクレモンティーヌの着うたは、もう一度月額料金を払わなければダウンロードできない。普段あまり着メロを使ってこなかった身としては、昔から議論に上がっていた機種変更時のコンテンツ移行の問題については実感のない話としてしか考えられなかったけれど、いざ自分がそう言うシチュエーションになると、やはりファイルに何らかの認証プログラムを付けて管理できるようにしないと、と思ってしまう。
続いてメールの設定だ。Macではメールアカウントの設定。幸いなことに、この秋からSFCも含めて今利用している全てのメールサービスがIMAPに対応しているため、メールアカウントを設定すればそのまま以前受信していたメールが読み込まれるようになった。UNIXのシェルからemacs / mewで読んでいたときの使い勝手に戻ったと言われればその通りなんだけれども。
ケータイについてもminiSDカードからバックアップを読み込めば、フォルダ構成もそのままに再現される。ちなみにMacの上では検索機能が速いことと“開かなくなるフォルダ”が存在するのを防ぐためにフォルダによる振り分けはしていないが、ケータイではフォルダ分けをしている。MacのMail.appのような検索性がないと言うことと、せっかく電話帳をグループ分けしているのだから、それを生かそうという理由くらいだ。そしてもっと言うと、別にケータイに来たメールは消えてしまっても良いとも思っていた。
こんな風にして、一目瞭然系、記憶の糸がたどれた系それぞれのチェックリストに全てチェックが埋まって、MacとP900iの環境再構築が終わった。また使っているうちに何か出てくるとは思うけれど、週明けからまた復活できるのではないかと思う。
もはやケータイはコンプリートなパッケージではない?
こんな作業をやっていて1つ気付いたこと。Macの環境を再構築する、というのは割と「当たり前のこと」という感覚があった。コンピュータにはOSを入れなければ動かないし、それに対応したアプリケーションソフトを入れなければあまり対したことはできない。それはケータイを使い始める以前の1993年からずっと同じことだった。
しかしケータイはどうだろう。初めてPHSを持った1996年の頃はせいぜい通話とSMS位しか機能がなかったし、使いうる機能はキチンと全て内蔵されていた。コンピュータと比較すると買えばすぐに使えるという感覚が強かった。というよりは、コンピュータの設定が面倒すぎた、と言うことも出来る。もちろんWindows95で相当改善はされたけれども、だ。
そのころのケータイ・PHSに比べると今はスゴイ。「ケータイとは何か」を同時に壊れてしまったMacと比較する視点で考えてみると、ディスプレイ、スピーカー、マイクデジタルカメラ、テンキー、十字キーによるポインターといったインターフェイスと通信機能を内蔵し、音声チャット、ビデオチャットができる。モノによってはICチップも入っている。コンプリートのパッケージ、と見ることができる。
そして基本的なアプリケーションについても基本的には組み込みソフトウエアで内蔵されている。ところが、である。今までは買えば使える、と言うパッケージだったケータイにも、ついつい僕はタイトルでも付けたように「環境再構築」という言葉を適用してしまった。もはや買えばすぐ使えるというケータイの姿はないのである。
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