COLUMN

We [love] blog - 僕とblogとブログ

by TARO MATSUMURA - 2005.08.02 16:49

 Weloveblog Six ApartがMovable Type個人ライセンスパックを発売したとのお知らせをメールで頂いたので、僕のblog loveを書いておこうと思います。ちなみにこのバナーをクリックした先のエントリーで、blogへの恋文を募集していて、66人の方にSix Apartノベルティグッズがプレゼントされるそうです。グッズのプレゼントはともかくとしても、もしblogを続けるパワーが切れてきたなんて人は、1度考えてまとめてみてはどうでしょう?

・Six Apart: あなたの、We[love]blogについて教えて下さい!


 さて僕はblogについて、「blog」と「ブログ」に分けて考えている。これらを分けて考えてはいるものの、技術的には全く同じエッセンシャルなウェブログのテクノロジが使われている。別にどちらが良くてどちらが悪いというわけではなく、存在している意味合いとして使い分けているのだ。

脳みその出先器官としての「blog」

 僕の中での「blog」というのは、かなり実用的に効いてくる意味合いを持ったもの、と捉えている。2003年頃、blogの事を「脳みその出先器官」と言っていたが、それは検索可能な記憶装置に、視点やアイディアや考え方をアーカイヴしていけることがポイントだった。つまり他の誰かが読むために書かれているものと言うよりは、自分で後から振り返って役立つアーカイヴに仕上がっていることの方が重要だった。

 このblog「tarosite.net」は未だにそのスタンスを貫いている。例えば気になった情報をクリッピングして、時には自分のコメントを添えて保存しておく使い方。これは僕が2002年頃にblogに出会ったときに始めた流儀だった。このblogの書き方では、そもそもどんな情報が気になったのか、なぜ気になったのか、それを見てどう思ったのかを記録しておく。自分が情報に触れたときの「反射神経」的な行動を記録すればそれでいいのだ。

 以前誰かから「記事を引用しただけで、あなたの意見はないんですか?」とコメントをもらったことがある。ちょっとあおりっぽいコメントではあったけれど、確かに自分が書いたエントリーに自分の意見はない。けれどもそこには、「この記事が目にとまった」という視点が記録されている。だから別にコメントが入っていないからと言っても、誰かにとやかく言われることはないのだ。そのつもりで書いているんだから。

 最近のニュースで、例えばHDDレコーダーの話やケータイのサービスの話、Apple Store渋谷店の話など、新しい情報に触れるときに、自分の過去のblogの記事を振り返ることが多くなってきた。これは良い傾向だと思う。過去に思ったこと、予測したことが当たっていたか外れていたか、あるいは当時の自分の意見と現在の自分の意見がなぜどのように変化しているのかということをふりかえる事が出来るのだ。

 この作業の積み重ねは、かなりふわふわした基準かもしれないけれど、情報感度、情報感覚を養うにはもってこいのプロセスだと思う。議論をするとき、ニュースを見たときに、自分の考えを瞬時に出したり判断をぱっと出したり出来るようになるだろう。これは自分の中での情報循環に限らず、コミュニケーションにも影響してくるのではないかと思う。

ディスクロージャーツールとしての「ブログ」

 2002年、ちょうどウェブ日記に挫折した時期にblogツールと出会って、情報クリッピングからスタートするblog流儀を実践してきたが、2004年の夏にブログツールでウェブ日記を再開した。別に凝れといった理由があるわけではなく、「taromatsumura.net」というドメインを確保したかったけれど、せっかく取ったからには何かコンテンツを入れておこう、そこでウェブ日記をスタートしたのである。

 初めて見ると、ツールは同じでもだいぶ使い方は変わってくる。反射神経をアーカイヴするblogと違い、ウェブ日記の延長線上にあるブログではその日の出来事や気になったトピックを生活の中から紡ぎ出すような格好である。blogでは外から情報が来てそれを取捨選択して反応するだけだが、ブログはむしろ自分の中から外へ情報を出す動きを取っているように感じる。少なくとも僕はそう言うモードの違いがあると思っている。

 そのため、ブログは自分にとってのディスクロージャーツールであったと結論づけている。そこで「taromatsumura.net」では日記に合わせて自分の活動紹介をするコーナーを付けてみた。日記の炎症にあり、自分が今何をしているのかをキチンと記録しておくという目的。blogとはアキラ感じ違うモードで取り組んでいる自分がいる事には気付いているが、blogの脳みその出先器官というほどの何らかを見出しているわけではない。

 ただこれを手法化して伸ばしていくと、例えば就職活動に活用出来たり、アーティストのブログサイトのテンプレートになるかもしれない、なんて思ったりしている。

ライフツール

 いずれにしても、blogはライフツールになりうるだろうと思う。というか、僕にとっては既にライフツールになっている。blogもブログも。

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