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Designning Power
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2005.05.31 05:36
嵐の中、原宿でオオキ君と話をしていた。ひょんな事から始まった定例会議だったなけれど、デザインについての再認識、という面白い話を聞くことが出来た。彼は今研修中で、色々な文書を回りながら毎週プレゼンテーションをこなす、というスケジュールで動いているそうだ。
SFC出身の彼がまず最初にデザインの流儀について思ったことは、プレゼンテーションのデザインである。SFCでは極力シンプルに喋ることに力点を置いたプレゼンテーションが良いという価値観で発表をしてきたり、資料を作ったりしていたそうだ。しかし社会に出てからはプレゼンテーションの受けという点で少し様子が違うという。
「緻密に設計された上でのシンプルを実現するような、これまで喜ばれていたプレゼンテーションはむしろポカンとされてしまって、もうちょっと派手な動きが目立つプレゼンテーションが一様に面白がられてるみたいなんですよね」
僕は彼のプレゼンテーションが好きだった。シンプルにメッセージがストレートに伝わる最低限のデザインであるにもかかわらず、それでいて示唆に富んでいる、そんなスライドがたんたんと過ぎていく、心地よい世界観というべきか。彼が身を置く業界柄という事なのかもしれないけれど、そういうしっとり深く伝わる世界観があるスライドよりは、派手に気を引く方が良いようなのだ。
もちろんデザインを伝えるための道具にするなら、伝わるように生かさなければならないわけで、彼のプレゼンのデザインも環境に順応しなければならないのだろう。しかし一方で、彼はデザインでつかんだ手応えもあったという。この話は後々本人が書くと思うのでそれを待とうと思うけれど、デザインに対するいくつかのアプローチが存在している、ということを知っていると、全く別の角度から全く新しい解決法を見つけることが出来るかもしれない、それを実現する力がデザインにはある、と力説していた。
頭で考えるべきところで手を動かしてデザインしてみる、その逆をしてみる、そこで関連性や共通性を見出す。そんな作業のやり方は、聴いているだけでもエキサイティングだ。あとは生み出すモノにどう結びつけるか、という部分ですよね。
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