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Facebook Groupsは、スモールベンチャーやSOHOのチームに知的活力を与える
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2010.11.27 00:44
Facebookについて、最も感動しているのは、グループ機能だ。個人向けのウェブサービスとしてはEvernoteは感動したが、チームのメンバー全員が感動しているので、Evernoteとは別種のモノなんじゃないか、と思う。Castaliaの5人のチームを例に、ちょっと活用ポイントをご紹介。
Facebookの3つの枠
まず、Facebookの「枠」について、ちょっとした概説。
いわゆる「プロフィール」ページは個人を表示させることが出来る。1人1人がウォールという、Twitterで言うところのタイムラインを持っていて、Facebookから直接書き込める他、Blogをノートとして取り込んだり、Twitterをそのまま流したりすることが出来る。
個人のプロフィールページに対して、団体や製品などの「ファンページ」も設置できる。個人に対して法人的な扱いになるのだろうか。管理者を複数人設定することができ、管理者がファンページ内で書き込んだりすると、そのファンページのオフィシャルの発言としてファンページのウォールに流れていく。
そしてもう1つの単位、このエントリーの主題となるのが「グループ」だ。この機能は、小規模なチームやベンチャーは、絶対に使った方がよいのではないか、と思うほど感動している。
Facebookグループの超速情報エコシステム
オープンとクローズドがあり、メンバーを追加するとグループ専用のウォールや写真投稿などをグループ内だけでシェアすることが出来る。オープンの場合もクローズドの場合も、既存のメンバーが追加する形でメンバーになれるが、オープンの場合はメンバーが書いたウォールなどは外のユーザーからも閲覧可能。クローズドの場合は外から見えません。
デフォルトの場合書き込まれた内容がメールで飛んでくるから言ってみれば、Google Groupsとあまり変わらないのだが、しかしFacebookのグループに情報を放り込んだときの
のスピード感は、メールを介していては生まれないし、1日の多くの時間開いているFacebookに統合されているからこそ実現している初体験に近い経験だった。
もちろんTwitterやレスポンスの早いML、Skypeのグループチャットも良いのだが、参考になるウェブのリンクが与えられた際、これらの仕組みでは、リンクを投げた人がサマライズしない限りは、一度ブラウザでページを開かないとその内容に対してのレスポンスは出来ない。つまりメールを見て、リンクを開かないと議論に載ってこられない。
ところがFacebookは、グループに限らず他のウォールでも同様だが、リンクを投げるとページのタイトルとトップ画像とサマリーの文章が乗っかってくる。YouTubeならその場で再生できる。つまりFacebookのグループのウォールのページから離れなくても「いいね」を押したりコメントを返したり出来る、というわけだ。
ここで、情報共有とフィードバックのこれまでにないスピードが確保される。そして、この「いいね」と反応できるところも良い。コメントを返すまでもないが、見たのかどうか、参考になったのかどうかをワンクリックで意思表示できる。ネガティブなニュースに「いいね」というフレーズはフィットしないのが難点だけど。
Tumblr、tsudaり、Evernoteと組み合わせていく
さて、グループのウォールの活用について。これらは今週1週間かけて試したことなので、もっと良い方法があるかも知れない。ぜひコメント欄などにフィードバック下さい。
まず、1つ試してみたのは、5人のメンバーの内の2人が出席したミーティングのテキスト中継、つまりtsudaりをグループのウォールに書き込んだというトライだ。会議中に、普段Evernoteに取っていたメモを、Facebookのグループに取って、区切りの良いところでぽんぽんポストしていったのだ。
すると、その場にいないメンバーもライブに会議に参加してきて、まさに「いいね」が付いたり、新たな提案がコメントで返ってきたりして、会議中の場の議論も深まったし、会議が終わってからもコメント合戦が20くらい続いて、アイディアが深まっていく。
これも、リアルタイム感ある情報共有の手段が功を奏した例だった。後から会議のログをメールで共有しても良いのだが、それだと結局ミーティングの際のサマライズが必要になる。しかしリアルタイムに会議の様子が入ってきていれば、文脈の理解や重要なポイントの共有などが済んだ状態で次の社内ミーティングに入る。
そしてもう1つは、メンバーのTumblrのニュースクリップをFacebookアプリのRSS Graffitiを使ってグループのウォールに流す取り組み。これも情報収集と共有を同時に行えて、とにかく楽ちん。しかもメンバーがどんな情報に反応したのかが分かり、その情報に対してコメントで議論が展開される。もし全部流したくなければ、自分のTumblrの特定のタグのRSSをグループに流し込むようにしておけば、グループ向けのタグが付いたポストしか流れなくなる。
Facebookのグループ機能は、チームの快速な知識共有を、メールに頼らない根本的な改善によって実現してくれる、とても頼もしいツールだと思う。それでも、もちろんGmailは必要だし、カレンダー共有はGoogleカレンダーやMobileMeで行った方がよいし、dropboxみたいなストレージ共有も欲しい。その点、サイボウズLiveは、コラボレーションに関しての統合環境としての有利さが残っている。
そしてもう1つの課題が、自分の情報の在処。グループのウォールも個別に検索できなかったり、どんどんページをめくらないとさかのぼれないという欠陥がある。自分の投稿やある程度深まった議論を、Evernoteに取り込んでおくといったアナログな作業がないと、ちょっと心配だ。
とはいえ、このリアルタイム性あふれる知識共有を、ちょっと体験してみて欲しい。
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