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カメラ付きFAX


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2003.07.09 00:28

 ケータイにカメラ付けて(moblogと結びつくことで)革命寸前まで持ってきているシャープが、今度は固定電話であるFAXに30万画素のCCDを搭載した「UX-W60CL/UX-W60CW」 をリリース。僕はこれにはいくつか面白い可能性を見ている。

・ZDnet Mobile: FAXにも“カメラ付き”——シャープ、世界初のCCDカメラ搭載ファクシミリ

■ ヴィジュアル・コミュニケーションのすそ野が広がる

「カメラ付き携帯電話の写真付きメールやPCからの画像添付メールを受信して、5インチ液晶画面に表示させたり、待機画面に設定したりできる。また、UX-W60シリーズのCCDカメラで撮影した画像を、携帯電話やPCに送信することも可能。

 Lモード端末は、ケータイでインターネットのブラウジングをするi-modeなどを固定電話に持ち込んだ。そして写メールなどの写真付きメールを持ち込もう、ということだ。この端末は、カメラと液晶が一帯になった、ちょうどPDA位のサイズの部分を取り外すことが出来るため、いわば巨大な液晶を持ったデジタルカメラのような状態で使うことが出来る。撮影した写真は、他のLモード端末とケータイにはi-shot方式(サーバに溜めてメールにURL添付)やPCに送信するのだ。当然、Moblog Gatewayを使えばモバイルからではないけれど、moblogすることだって出来る。

 ケータイでにわかに始まったヴィジュアル・コミュニケーションが、固定系でも扱えるとなると、すそ野が広がり、より一般的になる可能性がある。そうなると、個人から発される情報の威力が増してくることが考えられ、何らかのインパクトが起きるかも知れない。ちょうど、NHKのニュースでケータイムービーが流れた時みたいに。

■ 固定・モバイルのメディア系構築

 もうひとつの興味は、この機能である。

Lモードサービスを使って、外出先から家の様子が確認できる「留守番カメラモニター」機能を搭載。外出先から携帯電話を使って、親機に設置したカメラ付き液晶部での撮影や、撮影画像をあらかじめ登録したメールアドレスに送信するといった操作がリモートで行える。

固定電話なので、カメラだって固定しておくことが出来る。ケータイからリモートでリクエストすれば、留守中の家の様子を見ることが出来る。以前ライブカメラについて調査をしていたことがあるが、静止画ではあるけれども、モバイル環境からリクエストした場所の映像が手元で見られる、というのは新しい感覚だろう。自分の家以外での利用は当然プライバシの問題が関わってくるが、例えばこれから通る高速道路の渋滞のリアルタイム写真が見られたり、これから行く店の中の様子が見られると面白いのではないか。

 また、家にあるモノを出先で取り出して利用するスタイル、つまりホームサーバというモデルを、手っ取り早く静止画で実現した端末とも言える。現在家電メーカー各社は自宅で録画したテレビ番組を出先のネットワークから視聴するという機能を売り出しているが、この便利さを補強するような体験をさせることが出来るかも知れない。固定とモバイルの使い方を定義づけることが出来ると、面白くなってきそうだ。


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