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フレームワークのショーケースになったら面白い - 伝わるINFOGRAPHICS

by TARO MATSUMURA - 2011.09.29 23:44

伝わるINFOGRAPHIC

 9月29日に、渋谷・ロフトワークで開催された経済産業省のプロジェクト「日本を変えるインフォグラフィックス[ツタグラ] 伝わるINFOGRPHICS」のプロジェクトがスタートした。今回はそのキックオフとしてイベントが開催され、会場には40名近くの人たちで熱気に湧いた。

 今後、プロジェクトのサイトが10月中のスケジュールでオープンしていくことになるが、ひとまずOpenCUのページをご参照

 第1回のテーマは、「日本は縮小する 〜 Shrinking Japan 〜」ということで、こちらのお二人の講演を頂きました。

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東京大学大学院・大野秀敏氏による「シュリンキング・ニッポン」

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東北大学大学院 石田秀輝氏「バックキャストで見る新しい暮らしの形」

 この2つのお話し自体が非常に刺激的で、頭の上の豆電球が点る瞬間ばかりで、どうせならつけっぱなしにしておこうか、と思うくらいだったのだが、Ustreamのアーカイブでぜひ聴いて欲しいスピーチだった。

 このお二方の講演の前に、なぜか僕が喋ることになっていた。僕がこのプロジェクトに呼ばれたのも、おそらく僕のTumblr、c.ta6.meでインフォグラフィックばかり集めていたからじゃないか、と思う。なので素直に、インフォグラフィックの面白さと新たに見出すべき役割について10分ほど話をさせて頂きました。

 ちなみにインフォグラフィックは基本的に「infographic」タグで分類しているので、クリックするとざざざっとアーカイブを見ることができる。インフォグラフィックの説明と言いながら、最初に見せたのはFacebookの新しいTimeline。実はこれも、インフォグラフィックのまとめ方の1形態としてとらえることができる。

 つまり、時系列を追って情報を編集していくというルールが貫かれているという点からだ。このように、インフォグラフィックは1枚の紙の上に、時系列の経緯、ストーリーやデータなどをまとめ、細かく見ればディテールまで分かるが、一歩引いてみれば全体像を簡単につかむことができるというのが魅力だ。

 残念ながら最近、ウェブで見る前提で縦に非常に長いインフォグラフィックスが多くて、そう言うのも僕は好きなんだけれども、パソコンの画面では大きな外部ディスプレイでも使っていなければ、なかなか俯瞰してみることが難しいかも知れないが、インフォグラフィックは離れてみても、近くで見ても、意味をなしていて美しい、と言うことが仕上がりに求められる。

 さて、今回の取り組みは、講演やテーマを受けて、グラフィックアーティストの人たちに、これからの日本を指し示すインフォグラフィックを投稿してもらい、それを広く社会に問題提起しながら解決法を見つけていく、というプロジェクトの全体像になっている。つまり、今日の大野先生と石田先生の話を聞いて、あるいは会場の議論を受けて、アーティストがテーマを設定してインフォグラフィック化すると言うプロセスが介在する。

 どうすればインフォグラフィックが作りやすいか、言語で伝えているものをグラフィックに落とし込むか、と言ったノウハウ的な部分もなければ、できあがったインフォグラフィックを見てどんなコミュニケーションやアクションを取って行けばいいのか、と言う部分もこれから考えていく必要がある。縦長の真っ白な紙が、今正に目の前にある状態なのだ。

 個人的には、データなどをキレイにまとめるといったインフォグラフィックも好きだが、できればこのプロジェクトで出てくるインフォグラフィックは、

・何らかのシフトに気付かせる
・合意形成
・アイディアや変化のフレームワーク
・過去・現在だけでなく未来の姿を説明する

といった要素でまとまっていくと面白いのではないか、と思っている。ひとまず、Ustreamアーカイブもありますので、チェックしてみて下さい。10月にサイトがオープンし、11月の頭に第2回目のワークショップがあります。次のテーマは、働き方について。

 情報デザインやインフォグラフィックスについては、ひとまずこちらの書籍を参照。木村さんら以下の本の著者の方もいらして下さっていました。



Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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