iPadmonolith

できるiPad (7): この本の半分は、iPad上のEvernoteで出来ています

by TARO MATSUMURA - 2010.06.18 00:57

できるポケット iPadを快適に使いこなす 基本&活用ワザ150 / 松村太郎 & できるシリーズ編集部 2010年6月18日に、インプレスから『できるポケット iPadを快適に使いこなす 基本&活用ワザ150』が発売される。

 全国書店で、本日、発売されました。そしてAmazonでもよろしくお願いします。

 さて、この本、実は半分はEvernote(iTunes)で書かれた本なのだ(アプリは1本でiPhone/iPad両対応)。特に後半の原稿と著者校正の作業はiPadから行った。はっきり言って、おかげでめちゃくちゃ楽に作業を進めることができたし、iPadでどんどん原稿を書き、また上がってきたゲラのPDFをチェックすることができたのだ。

 そのからくりの図が以下。クリックすると別ウインドウで大きく見られます。

できるiPad本を、iPadとEvernoteで作るの図

 僕は早い段階からプレミアム会員になって使っていた。こうなると、自分で作ったノートブックを他のEvernoteユーザーと共有することができる。そこで、iPad本用のノートブックを1つ作り、読み書きできる共有モードにして、編集者さんを招待。

 こうすることで、僕はEvernoteのMac、iPhone、iPadアプリから直接読み書きができるようになり、また編集者さんはEvernoteのウェブにアクセスして僕が書いた原稿をチェックしたり、できあがった構成表やラフ、ゲラ(印刷のレイアウトを組んだページ)のPDFをアップロードすることができる。

 非常に効率的だったのは、原稿やラフなどのファイル共有のプロセスだ。

 たいていメールでやりとりすることになる原稿も、ファイルサイズが大きいとファイル共有サービスを使うことになる。すると、ダウンロード回数や期限の制限があってずっと起きっぱなしにできないし、どのファイルを共有して、どのファイルをチェックしていないのか、と言うことがわからなくなってしまう。

 Evernoteにしておくと、1つのノートブックにすべてのやりとりするファイルが残り、かつすぐに中身がプレビューできる。そして僕のサイドだけと言うのが残念ではあるが、クライアントアプリから読み書きできる手軽さがある。

 Evernoteは現在、個人がクラウドを日常的に使いこなす、着こなすという事にフォーカスして開発が進んでいるようだ。そしてMacやPC、iPhoneやAndroid、iPadのアプリを使うことで、1つのクラウド上にあるノートブックを様々なデバイスから効率的に活用するという体験をきちんとデザイン仕切れているところが良い。

 そして、iPadで使うEvernoteが、最もベストな体験になっているのではないかと、今回の本を作りながら思ったところだ。

Evernote for iPad - text memo with voice recording

 今後Evernoteが共有機能をどうやって強化していくのかは、6月23日の記者会見で聞いてみたいと思っているが、少なくとも現在は、自分で作ったノートブックに関して、きちんとマルチデバイスで自由に読み書きすることができ、スピーディーに1冊本を作り上げるエンジンとなってくれた。

 iPadで使うEvernoteの良さを、ぜひ皆さんも体験して欲しい。Evernoteでわからないことがあったら、コグレさんといしたにさんの『できるポケット+ Evernote』(白本)と、コグレさん・いしたにさんに堀さんが加わった『できるポケット+ Evernote 活用編』(黒本)がオススメです。



Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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