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iPadユーザーのMacBook Airへの憂鬱 #tapera


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2010.11.11 19:34

MacBook Air

 先ほど出版社に勤めるSFCの同期であるキタモトさんと打ち合わせをしたときに、苦しい胸の内を明かされた。別に生きるか死ぬかに関わる問題というわけではないんだけれど、iPadを持っている彼女がMacBook Airを目の前にして、どうすればいいのか、と言う話である。

 ちなみにまだ彼女はMacを持っていなくて、iPhoneではなく白いBlackBerryユーザーだ。そしてiPadを持っている。仕事柄、iPadの可能性に惹かれ、また絶対次のデバイスとして有力だ、ということで手に入れて、以下に本業のビジネスに生かそうか、と考えていたところだった。

 ところが、MacBook Airに出会ってしまった。

 iPadと横幅が同じで、きちんとしたパソコンとして使うことが出来るこのノートパソコンをAppleが出したことに対して「タブレットという新しいコンピューティングのスタイルの普及を遅めるんじゃないか」と少し懸念を示しているのだ。そういう考え方もあったのか、と僕からすると目から鱗なんだけれど、米国での電子書籍に関するデータを見ると、この指摘もあながち間違っていないように感じられる。

 「マイコミジャーナル: 最悪のシナリオでも電子書籍は5年後に30億ドル市場に - Forrester」という記事の中で、電子書籍ユーザーの半数は電子書籍デバイスを持っておらず、ノートパソコンなどで電子書籍を読んでいる、というデータがある。このあたりのデータを見ると、iPadやKindleのようなデバイスではなく、MacBook Air(とそのほかのこれまで通りのノートパソコン)を相手に電子書籍コンテンツを配信した方が良いのではないか、とキタモトさんはがっくしを落としているわけだ。

 iPadと新型MacBook Airを目の前に置いたときに、僕の中では明確に役割が違っているように感じている。iPadはビューワー主体で情報の編集も多少出来ますよ、というスタイルに落ち着いてきている。ウェブ、写真、プレゼンテーション、スキャンしてEvernoteに取り込んだ書類、今日追加された映画の購入やレンタル視聴など、コンテンツを見ることが重要で、パソコンよりも場所もスタイルもフリーになった。

 対してMacBook Airはがっつり原稿も書くし、インタビュー取材も出来るし、KeynoteやPowerPointのスライドを瞬速で作る。ほぼフル環境のMacをオシャレなカバンに入れて持ち運べる軽快さは価値だと思う。もちろんHDVカメラからハイビジョン映像を入力してUstream、みたいな芸当は難しいが、それ以外の作業については十分に対応してくれる。iPadがビューワーなら、MacBook Airは他のMacと同様に、コンテンツを作るデバイスと言うことになる。そんなポジショニングを僕は感じている。しかしそれは、あくまでApple充な選択をしている人にとっての、微妙な違いを感じ取っているだけなのかもしれない。

 キタモトさんがMacを使っていない点も関係あるのかも知れないけれど、自分の生活の中で、あるいは自分のビジネスの中で、MacBook Airを見てしまったらiPadのポジショニングが微妙になり、少し後退した感覚を覚える、という指摘について、どう思うだろうか。「タブレット革命」のFacebookページにこのリンクをポストしておくので、ご意見頂ければと思います。


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