REVIEW | iPhonestock | netnomad

STUDIO VOICEアプリ - 掌での文化の再覚醒

by TARO MATSUMURA - 2010.06.29 01:46

掌での文化の再覚醒 - STUDIO VOICEアプリ

 どうでも良いことなんですが、Flickrが自動的に生成してくれる画像サイズのリストに長辺640ピクセルというサイズが加わったので、うちのサイトもそれに対応するデザインに変更した。と言ってもちょこっとスタイルシートの数字を2カ所(本文部分のdivとサイドバーのdiv)いじるだけだったのですが。おかげで、大きなバナーを配置してエントリーが出来るようになりました。

 さて、iPhoneアプリに密かに「スタジオ・ボイス」(iTunes)が追加されていたのにお気づきだろうか。

 惜しまれながらも休刊したスタジオ・ボイスのアプリが無料で登場したのである。中身は、発行以来の表紙が一気に見渡せる、そんなアプリだ。表紙だけか、と思われるかも知れない。本文のアーカイブが読みたい?僕も最初はそう思った。ところが、スタジオ・ボイスの表紙を400号分一気に見ていくと、あながちそんな事も言えなくなってくる。パワーが違うのだ、パワーが。

 スタジオ・ボイスは1976年9月にタブロイド紙として発行され、月刊カルチャー誌の体裁で2009年8月まで続いてきた。ルーツをたどると、森英恵さんの息子で、僕の同級生の森勉くんのお父さんにあたる森顕(あきら)さんが、アンディー・ウォーホルのファクトリーに出入りしていて、Interviewという雑誌を日本で展開しようということで始まったのだそうだ。

 以来、アート、ファッションはもちろんのこと、建築、音楽、文学、雑誌、マンガ、テレビなどのカルチャー全般を前衛的に切り取ってきた。僕も昨年の夏前に2号だけデジタルに関する原稿を書いたのだが、出稿予定だった3号目が休刊号になってしまった。けれども、あの場にかけると言うことは、僕にとっても思い入れの強いことだったのは、そのルーツや存在感が理由だった。

 そんなスタジオ・ボイスがアプリとして復活した。しかも、大変うれしいことに、このアプリを手がけているチームは、僕と同世代の1980年生まれで構成されているそうだ。ちょうど2010年に30歳になった世代だ。これからも様々な展開をしていく、と言う話をTwitterからも聞いているので楽しみにしたいし、また「時代の目利き」「キュレーター」としてのスタジオ・ボイスが読めるとうれしいものだ。

Telecom Service iPhone Campaign Banner
こちらのバナーをクリックして空メールを送信後、詳しい情報を返信します。

Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

Twitter Update
    follow me on Twitter
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/12302