TAROSITE.NET: MacSPiCE

アウトプットの章に自ら助けられた夏/ハッピーワークスタイル・ナイト前日 #happyws #tapera


by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2010.09.13 14:53

本田直之式 ハッピーワークスタイル ~ 秘訣はiPhoneとMacの連携にあり ~ #happyws 8月25日に発売されました『本田直之式 ハッピーワークスタイル』に関する久々のポスト。

 明日9月14日19:00から、Apple Store銀座で「ハッピーワークスタイル・ナイト」を開催します。本田さんと僕に加えて、Mac Fanで雑誌連載から書籍編集までを支えて下さった皆さんを交えてのハッピーワークスタイルを考えるトークショー。予約・登録は不要ですが座席数は限られておりますのでお早めにお越し下さいませ。

 Apple Store開催なので残念ながらUstream配信は許可されていませんが、公式Twitterアカウントは、@happyws10、Twitterハッシュタグは「#happyws」でフォローアップしていきます。よろしくお願いします。

Output - #happyws さて、このハッピーワークスタイルの本を作っていて、僕がこの夏最も助けられたのは、このアウトプットの章だったかも知れない。収集した情報をいかにアウトプットへ持っていくか、という作業だけをしていたのが僕の7月から9月までの3ヶ月間だったように思える。

 そのアウトプットとして、9月10日に発売された初の単著『タブレット革命』と、10月末に発売予定のスマートフォンに関する書籍という2冊の本を書き、今もう2冊進めているところ、という状況なのだ。この章で書いたことを自分でも忠実に実践した結果ということで、本田さんとMac Fanに感謝しきりなのだ。

 ロジックとしては、「手書きでアイディアを絞り出し」→「デジタルでアイディアを整理し」→「骨格を完璧にしてから書き進める」という3つのステップ。『タブレット革命』で少しフローをご紹介。

JotNot Scanner 最近、『タブレット革命』を書き終えた9月1日のタイミングでデスクを片付ける際にドキュメントスキャナを導入した関係で、1枚ずつ切り離せるローディアがメインになったけれど、今でも欠かさず無地のMOLESKINEのノートを持ち歩き、ここにメモを取っている。これをiPhoneアプリのJotNot Scanner(iTunes)で撮影し、アプリから直接Evernoteに送り込んでメモをデジタル化する所から、『タブレット革命』の本が始まった。

 タブレット革命の原案となったアイディアは、以下のキャプチャの手書きのいびつな図。ここで「7つの変化」の領域を設定して、それに関連するキーワードを右下に挙げている。これを元にして、Evernoteの同じノートに水平線を引き、そのまま箇条書きで章立ての骨格を揉み始めた。

タブレット革命編集 on Evernote

 MOLESKINE上の手書きのアイディアや思考を、iPhoneのJotNotで一発でデジタル化し、後はそのままデジタルでアイディアを整理するプロセスへ入っていく。ここで、Evernoteであらかたアイディアの整理ができあがったら、これらをごっそりとOmniOutlinerへ送り込む。もともとOmniOutliner自体は学生時代から愛用していたアウトライン編集ソフトなんだけれども、手書き→Evernoteでデジタル化→OmniOutlinerで編集、というプロセスがとても効率的であることに気付いたのはなかなか目から鱗だった。

 ではOmniOutlinerで何をするか、というと、構造の確定とドリルダウンだ。当初のメモから要素をまとめて章立ての目次を作ると、例えば以下のようになる。

タブレット革命編集 on OmniOutliner

 この1章分の構造を、さらに下に掘り下げて、見出しレベルまでつけていく。すると、上のアウトラインは、以下のようなより詳細なアウトラインになる。

タブレット革命編集 on OmniOutliner

 ここまでくると、本全体が200ページ前後だとすれば、1章あたり約12000文字で、1見出しあたり3000文字。そして「・」から始まる1項目あたりは約700〜800文字と分解していける。ここから先にさらに掘り下げるかどうかはその人次第で、僕は文章のテンポ的に800文字前後が最小単位かな、と思っているけれど、800文字と言ったら、Twitterのツイート5〜6個分。1項目で20〜24ツイート、1章で80〜100ツイート。本1冊700ツイートくらいあれば書き上がる。

 書き始めるに当たって、この構造さえ固まったら、後は一気に文章を書き進めていくだけ。書き始めるまでの準備はスローかも知れないけれど、書き始めると途端にスピードが速くなるし、迷いもなく集中して書き進めることが出来るようになる。

 書いている途中で「もっとこうした方が良いんじゃないか」「こんな章や項目のタイトルの方が良いんじゃないか」と思いつくこともある。そんなときでも全体のアウトラインを見て整合性がとれるか、どんな表現がよいか、という判断が取れる。そしてもちろん、編集者さんも見ながら、章の構成が変わることもあるしチューニングをかけていくことになる。

 ちなみに上の序章について、『タブレット革命』の本の中では分解されて収録されていたりします。編集担当をして下さったアスキー・メディアワークス野口さんの、鮮やかで洒落っ気の利いたにんまりしてしまう編集だったりします。

 ということで、アウトプットについて安心できる環境があると、内容に集中して打ち込むことが出来るという効果もあることに気付いた。アウトプットの章のノウハウを思い切り駆使して、この夏は本を2冊書きました、という話でございました。

 明日もそのあたりの話をもう少し詳しくお話しできるんじゃないか、と思います。ぜひお越し下さいませ。

 ちなみに、僕も愛用しているMOLESKINEに関して、Lifehackers.jpでおなじみの堀正岳さんとモレスキナリーの中牟田洋子さんが『モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方』が出版されました。モレスキンでアイディアを練る時の秘策なんかも収録されているので、デジタル化する手前のテクニックとして取り入れても良いのではないか、と思います。






Twitter Update
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/12347