MacSPiCE
Switch to Evernote
by TARO MATSUMURA - 2009.10.08 14:26

10月1日から1週間かけて、Mac/iPhoneで利用するテキストやメモ、アイディアプロセッサをEvernoteに統合するに決めた。1週間テスト的にEvernoteのみでテキスト処理をする期間を作って、問題なさそうだったので。
僕はテキストを打つことが多いので、未だに快適な環境を探し求めている節がある。これまでは、miをメインのテキストエディタとして、OmniOutlinerをアイディアプロセッサ・インタビューや会議のメモ取りとして使ってきた。そのほかにも、Word、Pages、Coda(HTML/CSSエディタ)、ecto(Blogエディタ)を使っている。
これまでエディタを選ぶときには、入力していて快適かどうか、と言う使用感を最も大切にしていた。そのため、1行の文字数をきっちり設定してテンポを持って原稿が書けるmi、アウトラインをきっちりと守れるOmniOutlinerが、使用感の上で自分に合っている、と言う判断をしていて、これを超えるツールに出会っていなかった。
そこで1週間試したEvernoteである。
Evernoteのテキスト編集機能は、Macで言えばMailと同等の感じだろうか。リッチテキスト編集で、箇条書きやTo Doリストの作成が出来るほか、勝っている点として表組みをすることも可能だ。これを応用すれば、段組をレイアウトしたテキストを作ることも出来る。
このテキストエディタの編集機能は完全に不満である。先に書いたとおり、かっちり感があるmiやOmniOutlinerに比べてみても、テキスト編集に対する安心感などが得られない。ウインドウ幅を記憶してくれるので、「1234567890」を5回繰り返し入力し、横幅を50文字(3行で150文字)にすれば良いんだけれど。
Evernoteの最大のメリットは、同期だ。iMac/MacBook Air/iPhoneの間で同期を取ってくれるため、最近調子が悪いMobileMeのiDisk同期や、MailやiPhoneの間でAir Syncしてくれないメモ機能よりも、安心感がある。この安心感は、iPhoneからメモを編集できる、メモを起こせる、という便利さを持ってきてくれる。
書きかけの原稿は、なるべくエディタやマシンを変えずに編集するようにしていた。キーボードの感じや画面の感じから、微妙なトーンがずれてしまうことを避けたい、という感覚があったからだ。しかしながら、Evernoteのように使いやすいエディタ環境をキープできない場合は、別にどこで、何から編集しても同じじゃないか、と思ったのだ。
そういうときに、MacBook Airで書き始め、電車移動中にiPhoneで編集を引き継ぎ、帰宅してiMacでフィニッシュする、というリレー編集をやってみたが、思考の途切れが最小限で済み、なかなか悪くない経験だったのである。なにより、iPhoneでスピードは落ちるながら、思考を継続しながら原稿を進められた、と言う経験は新鮮そのもの。
もちろん最終的にはmiにコピーして整形をして送信する、と言う作業が残っているものの、どうせ校正するので問題ない。ということで、無事にテキストシステム、メモシステム、アイディアシステムをEvernoteにスイッチして統合することが出来ました。
別に日本語対応が必要とは思わないくらい、Mac版のソフトもiPhone向けのソフトも良くできているけれど、日本語にも対応するそうだ。1点要望があるとすれば、iPhoneでも箇条書きの編集が出来るようにして欲しい、と言う点かな。
Evernote
Remember Everything - Welcome to your notable world. Use Evernote to save your ideas, things you see, and things you like. Then find them all on any computer or device you use. For free.
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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