MacSPiCE

Time Capsuleを導入 - 無意識にバックアップ

by TARO MATSUMURA - 2010.04.30 21:21

 今朝方のエントリーで、デスクトップとノートブックという2台体制から1台体制にして、ノマドと定住の2つのモードを持たせる、というMac環境の変化が起きたが、ここで1つのマインドの変化があった ー バックアップについてである。

 実は今まで、iTunesやiPhotoなどの容量が大きくなるメディアファイルは、デスクトップにFireWire 800で接続している1GBのHDDに溜めていた。メインのシステムと分離することで、マシントラブルとデータ保全を別々に管理しようというアイディアだった。

 これが2台体制から1台を2つのモードで利用する体制に変化したとしても、この考え方は同じでいこうか、と思っていたが、1つの欲求にかられた。「音楽ライブラリを持ち運びたい」というものだった。僕は1日1曲ずつ音楽を選びながら生活する「趣味」を持っているのだが、その音楽ライブラリと、資産ともいえるプレイリストを持ち歩きたい、あるいはどこでも1曲を選べるようにしたい、と思ったのだ。

 また、MacBook ProにはSDカードスロットが搭載されたが、これも大きい。デジタルカメラから写真やビデオを取り込むためのハードルが異次元に行ったかのように消えて、面倒くささを感じていた自分を思い出すのに苦労するほど快適だ。つまるところ、iPhotoの写真もやっぱり持ち運びたい。

 となると、結局、今まで自宅に保管していたデータはほぼ全て持ち運ぶことになるわけで、バックアップに対しての考え方が変わるきっかけとなった。そもそも、2台体制の場合、システムのバックアップには完全に無頓着に過ごしてきた。それで2005年からほぼトラブルフリーで動いてきたから、気にしない方が安全なのかもしれないけれど、今度はシステム環境だけではなく、データに対するバックアップに気を配る必要があるから、慎重になる。

 そこで、Time Capsule 1TBを導入した。

Time Capsule

 Time Capsuleは1TBもしくは2TBのHDDを内蔵した無線LANステーションだ。Appleの無線LANステーション、Air Macシリーズは、無線LAN、実質3ポートの有線LANのハブ、プリントサーバとしての役割を担ってくれるが、ここにバックアップなどに利用できるネットワークディスクが内蔵された、ちょっと小さめの幕の内弁当みたいな機械である。

 システムのバックアップについて無頓着だったので、僕はこのTime Capsuleというものとは無縁だと思っていた。唯一、デザインがかわいくて気に入っているAirMac Extreme(スライム型のやつ)が、2日に1回くらい電源を抜き差ししてリセットしないと通信ができなくなるトラブルに見舞われていて、無線LANステーションを買い換えるなら「ついでにTime Capsuleにするか」程度だった。

 しかしデータのバックアップを取ろうとすると、その煩雑さを解決するには、Time Capsuleが一番身近で安いソリューションだったといえる。

Time Machine Setting

 Time Capsuleのステーションに乗ると、Finderにはネットワークディスクとしてすぐに認識され、このディスクでTime Machineのバックアップを取るか?と聞かれる。これでOKすれば、すぐにバックアップファイルの作成と転送が始まる。

 はじめは100GB単位のファイルをバックアップするので、かなり時間がかかる。バックアップを取り始めてからつけっぱなしにして寝てしまった。初回以降は、差分ファイルを取っておくようで、多くても200MB程度のバックアップで済む。しかも、全ては無意識に行われているからこれ以上語ることは特にない。

 また副次的な効果として、無線LANのアクセスのスピードが非常に高まったことも挙げられる。802.11nでの通信でブロードバンドスピードテストを行ってみると、下り37Mbps、上り42Mbps程度をコンスタントにはじき出す。上りの方が早いネットワーク環境、というのもなんだか不思議な気分だが、これよりもうちょっと速いスピードでバックアップを作ってくれるのだから頼もしい限りだ。

 そしてもう1つ。修理して帰ってきたMacBook Airは妻が使っているのだが、なにしろ3年間がんばってきたモバイル向けHDDはいつ壊れてもおかしくない。このMacBook Airのバックアップの方が、むしろうちのTime Capsuleの任務としては大きいのかもしれない。

 そんな生活が1週間じゃ靴津行くと、iPhoneやiPadもMacとTime Capsuleみたいに、無線LAN経由でバックアップやアップデート、Macとの同期をこなしてくれたらうれしいな、と思い始めてしまう。

 ちなみに、Time Capsuleには「万事快調」という名前をつけました。お近くにお立ち寄りの際は、ジョインしていって下さいませ。



このエントリーを含むはてなブックマーク twitterでつぶやく deliciousにブックマーク

blog comments powered by Disqus
Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。スマートフォンに特化した活動型メディアAppetizer.jp編集長。 read more & contact

Twitter Update
    follow me on Twitter
    Trackback
    • URL:
      http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/12256