mobilenative
PCにインターフェイスを近づけるアダルトケータイ - docomo N905i
by TARO MATSUMURA - 2008.11.04 15:01
2008年10月30日のSoftBank孫正義社長のプレゼンテーションは静かに熱を帯びていた。「Vodafoneを買収したとき、日本のケータイはインターネットマシンになる」そういうコンセプトをもってSoftBank Mobileをスタートさせたと語った。そして2008年には、そのコンセプトを冠した端末「Internet Machine SoftBank 923SH」をリリースし、iPhoneを持ち込んだ。
パソコンのインターネットをケータイに持ち込む。これがコンセプトのわかりやすい説明の1つであり、フルキーボードやタッチなどのインターフェイスによるケータイでの革新性を示すのもまた、良いアピールになる。
しかしケータイとPCのインターフェイスを接近させて、ケータイとPCのネットの接近を感じてもらう、と言うのも緩やかな移行としては1つの手かもしれない。それを実現する端末が、N905iなのだ。
90xシリーズのアイデンティティとなっているニューロポインターはさらに軽いタッチで画面内のカーソルを動かせる。今でこそタッチパッドが主流となってしまったが、ThinkPadやDinabookなどを長く使ってきたユーザーにはなじみのあるインターフェイスだ。そしてテンキーもまた、PCのキーボードみたいなタッチを小さな端末で実現している。
au URBANOのエントリーでも紹介するが、ケータイが初めて触れる情報機器になるワカモノに注目が集まる一方、i-mode等がないころから仕事でケータイを使ってきた人たちが、簡単ケータイではないアダルトケータイを求めている点は、あまりターゲットとして顕在化されてこなかった。
このちょいノスタルジーを感じるPCのインターフェイスを備える端末は、面白い魅力を備えていると思うのだ。
Ascii.jp: PC的インターフェイスの鬼「N905i」
僕はNEC製の端末について、2つのブレイクスルーを感じている。ひとつは折りたたみ型の追求。もうひとつは、ケータイとして画期的な入力インターフェースの搭載である。
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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