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YOSHIKI and ASIA GIRLS EXPLOSION - チャレンジはセンスを磨く
by TARO MATSUMURA @taromatsumura 2011.03.07 18:47
![ASIA GIRLS EXPLOSION [PRESS]](http://farm6.static.flickr.com/5257/5502653559_c3cd1d79ed_z.jpg)
東京・代々木第一体育館で昨日開かれたファッションイベントASIA GIRLS EXPLOSIONは、YOSHIKIさんがプロデュースに入ったことで話題となっていた。イベントではVIOLET UK、X JAPANのライブも行われ、11000人以上が詰めかけた会場を大いに沸かせていた。フォトレポートはこちらのエントリーから。
今回のイベントは、ファッションショーとして、非常に見やすく、楽しめるものだった。ショーは、東京・アジア発のファッションを作っていこう、爆発させよう、というタイトルの通りのコンセプトで、世界のファッションの流れの中で、日本のファッションがどのように進化したか、現代に至るまで年代の代表的なファッションをピックアップしてウォーキングが展開していた。
例えば下に挙げる写真は、どれもとてもアイコニック。ちょっとにんまりしちゃうような服装も出てきている。ちょっと、大学闘争のファッションまで出てきてびっくりしたけれども、ファッションは社会を色濃く映していることが、僕みたいな素人にもちゃんと分かる構成だった。
![ASIA GIRLS EXPLOSION [PRESS]](http://farm6.static.flickr.com/5019/5502443223_62d1f0b606_m.jpg)
![ASIA GIRLS EXPLOSION [PRESS]](http://farm6.static.flickr.com/5132/5502460101_74727dc76e_m.jpg)
![ASIA GIRLS EXPLOSION [PRESS]](http://farm6.static.flickr.com/5091/5502463255_15850c9ab1_m.jpg)
![ASIA GIRLS EXPLOSION [PRESS]](http://farm6.static.flickr.com/5172/5502499365_5abcbc80e4_m.jpg)
世界のファッションのトレンドの中に少しずつ、東京、あるいは渋谷の特徴的なファッションが入ってきて、まあぬいぐるみとかはちょっとアレだったりするんだけれども、明らかに独自で、明らかに違っていて、こういう素地が西洋のファッションと融合していくのが正に2011年からの10年なんだ。そんな強い意志を感じさせてくれるステージになった。
またウォーキングの後半はYOSHIKIさんのピアノ、そしてVIOLET UKのライブをバック行われたが、X JAPANとは違う一面を見せるサウンドは、モデルと呼応するように非常に良いトーンを体験することができた。ファッションと音楽の融合をみたような。YOSHIKIさんに言わせれば「元々ビジュアル系だから」という言葉で片付けられてしまうのだが、だからこそだろうか。一体感のあるショーが目の前で見る見ると紡ぎ出されていく感覚を覚えた。
そしてYOSHIKIプロデュースの着物、YOSHIKIMONOだ。
桃井かおりさんを先頭にして、現代風にアレンジされた鮮やかな着物のウォーキングは、世界のファッション潮流、日本の新しいファッションの提案などの中に、日本古来からのファッションがアレンジされて入ってくると、なんだかとても納得感が高いから不思議だ。YOSHIKIさんが着物、というとちょっと意外かも知れないが「呉服屋の息子で音楽をやってるから跡が継げなくなっていて。今回YOSHIKIMONOという形で親孝行ができた」とコメントしている。
今回、1ヶ月前のプレス発表からばたばたといろいろなものが決まっていって、1週間前に出てくる人が固まって、という非常に急ピッチ会ができあがっていったASIAN GIRLS EXPLOSION。YOSHIKIさんはなぜ今回のイベントを行うに至ったのか?と言う質問に対して「ノリで」と答えている。
もちろんスタッフの皆さん含め、会を行うには大変な苦労があったと思うけれど、桃井かおりさんやマリリン・マリソンさんなんかも、ちょっと誘われて、駆けつけてみて、という感覚で人が集まった様子がちらちらと覗くことができる。YOSHIKIさんがLos Angelesで、ある種の「ハブ」になっている様子が垣間見れるエピソードだ。
YOSHIKIさんはX JAPANでの成功から一点、渡米を決意して35歳でアメリカに拠点を移し、現在もLos Angelesが拠点となっている。もちろん日本での音楽活動も欠かさないが、やはり世界のエンターテインメントの本場であるアメリカできちんと認められることに対してのチャレンジを続けている。「チャレンジを続けていなければ在り続けない」という常に成長を目指している様子は、一方ではストイックに見えるが、彼にとっては至極自然な姿でもある。
そして今回のようなファッションとのコラボレーションもまた自然な姿だったのかも知れない。音楽とファッションの「コラボレーション」と言えば珍しい、新しい動きだったのかも知れない。しかしYOSHIKIさんが暮らしているLos Angelesでは、あるいはこれまでのYOSHIKIさんの活動からすれば、決して珍しいことでもないし、たまたま東京で大きなステージが用意されただけ。
そのぐらい、YOSHIKIさんの興味は様々な方向を向いているし、それが全てクリエイションの吸収源になっている。少し言葉を交わして、そんな印象を僕は受けている。その広い視野が、時々音楽とともに、あるいはそれ単体のクリエイションとしてアウトプットされていく。モンダヴィとのコラボレーションによるワイン「Y by YOSHIKI」しかり、今回の「YOSHIKIMONO」しかり、だ。
今回のショーの取材を前に、いろいろな活動を予習したり、実際に触れたりしてきたが、このエネルギッシュさ、パワフルさ、そしてセンスの良さには本当に脱帽させられっぱなしだったりする。未だに、何事にもチャレンジしてみる、という「ノリ」を持っているからこそのパワーなのではないだろうか。そしてX JAPANというホームグラウンドもまた健在だ。
今回の一連の取材は、非常に刺激的であったし、チャレンジし続けることによるパワフルさ、アウトプットのクオリティとバランスの良さなど本当に学ぶべき点が多かった。今後の活動からも目が離せないし、とても楽しみな限りだ。最後に一言。
チャレンジは、センスを磨くのだ。
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