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小林弘人さんへのインタビュー - Mac Fan
by TARO MATSUMURA - 2010.01.30 03:54
Mac Fan3月号が発売になりました。特集や連載も含めて、たくさん寄稿させて頂いていますので、ぜひお手に取って頂ければと思います。今回のCommand+Eyeで出版の未来について、小林弘人さん(@kobahen)にお話を伺う機会があった。
実は今回、インタビューも執筆も校了もiPadが発表されたイベントより前で、雑誌の発売はiPad発表の後、という何とも悩ましいスケジュールだった。電子書籍や出版関係の話をしていると、「1月27日の後に詰めましょう」みたいな合い言葉が流行していたような状況でもあった。
しかしながら今読み返してみると、小林さんの見ている未来はiPadに左右されず、まっすぐとした道筋が見えていて、iPadという前提が無くても良かったようだ。ちなみに個人的にiPadは欲しいと思うけれど、iBooks周辺に関しての取り組みは全く残念だったと思っているので。まあ急がずにやりましょう。
さて、記事では本の進化、メディアビジネスの転換、Media to the Peopleというビジョンについて触れているが、中でも僕が最も注目する点は、編集のノマド化についてだ。
出版社がなくても出版ができるようになる可能性をAmazon Kindle向けのプランは示していて、著者とフリーの編集者がいれば、グローバルに本が出てしまうのではないか、という示唆がとてもクリアになった感覚である。別にそれが全てではないし、小林氏もリーガルなどの点で出版社の必要性はなくならない、という指摘をしていた。
一方で編集者が編集と著者とのコミュニケーションに加えて、デジタルメディアへの理解、バズを含むマーケティングの才能、ビジネスセンスを持ち合わせていれば、「ハイパーメディア野郎」としてこれまでと違う働き方を手に入れるかもしれない。そんな可能性を大いに感じさせて頂いたのである。
ちょうどその翌晩に赤坂のパーティーで池貝直人さん(@ikegai)との話の中で、もしかしたら、フリーの編集者のツールとしての出版契約書などのひな形が必要で、『フリー』のようなPRやウェブ公開をすることを考えると、Creative Commonsがそういうセットを提案するのも面白いんじゃないか、と思いつきをぶつけてしまったり。
おそらくこれからたくさんのチャレンジの機会もあるかと思うので、その中で議論と実践をして行ければと思っている。小林さんには本当に良いヒントを頂きました。感謝。
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