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Bolt on Aug. 1st - John Lasseter interview

by TARO MATSUMURA - 2009.07.29 14:22

John A. Lasseter,  American animator and the chief creative officer at Pixar and Walt Disney Animation Studios

 夏休みのディズニー映画『ボルト』が2009年8月1日に日本でも公開される。リアリティーを追求した少女と白い犬のテレビドラマに登場する俳優犬が真実の愛を追い求める映画である。この映画は、ピクサーで制作を続けてきたジョン・ラセターさんがディズニーで製作総指揮を執った初めての映画なのだ。

 マイコミの『Mac Fan』2009年 09月号のカバーストーリーのインタビューを書きました。本田直之さんのKeynote特集も担当していますので、あわせてぜひ。

 「Mac雑誌のインタビューなんだろう?」とMac大好きなジョンさんは、カーズの壁紙を設定しているiPhone 3Gを取り出して、自分の誕生日会でスティーブ・ジョブズから初代iPhoneをリリース前にプレゼントされたエピソードを披露した。iPhone 3GSももちろんすぐに買う、と言っていたので、もう手に入れてる頃だろう。

 ピクサーの映画ではたくさんのオマージュやパロディ、そしてMacやiPod、iPhoneが登場する。ピクサーの前作『Wall-e』にもiPodやMacの起動音など、細かすぎるほどにMac系のネタが登場する。「今回の作品にもApple製品のネタがたくさん出てくるので見つけてみて」と、ジョンさんからはMacファンへの夏休みの宿題が出された。

 ピクサーとディズニーの違いは制作プロセスで、それを改革する作業が必要だった、と『Wall-e』制作の裏側を語る。ピクサーの映画監督は表現者だったが、ディズニーの映画監督はストーリーテラーであるはずもないエグゼクティブの会議の意向をカタチにする御用聞きみたいな存在でしかなかった。「ディズニーの監督に表現を取り戻す作業から始まった」のが、この作品だったそうだ。

 作品製作プロセスの中ではたくさんのパワフルになったMacが活躍しているという。ディズニーのアニメーションの「らしさ」でもある絵画のようなタッチをデジタルでいかに再現し、進歩させるか。コンピューターのパワーはそんなブレイクスルーを与えているそうだが、公私ともに親交の深い宮崎駿さんの「ポニョ」にも通じるアニメーションの進化が、この映画にも見られる。

 最後にジョンさんがくれた僕らへのメッセージは、コンピューターがいくら進化しても、コンピューターは表現をしてくれない、ということ。表現者としての僕らが様々な経験や学びを通じて、表現を獲得して初めて、コンピューターが表現を助けてくれるのだ。

 映画製作に関する詳しい話、メッセージについては本誌を読んでみて下さい。



Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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