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Cool Japan + Creative Japan - 高木美香 #TEDxTOKYO_yz 07

by TARO MATSUMURA - 2011.10.02 02:09

高木美香 / 経済産業省クリエイティブ産業課 課長補佐 #TEDxTOKYO_yz

 最後のスピーカーは経済産業省の高木美香氏。先日の「ツタグラ」イベントでもお世話になっている。昨年のTEDxTOKYO yzでもスピーチし、1年間の成果と新しいアイディアを披露した。毎年進化していくアイディアに触れ続ける体験はとても貴重だ。特にそれが国のプロジェクトであればなおさら。

「日本のクールなモノを世界に出していく新しいチームを作ることにした。1年間やってきたことを話したい。去年からはたくさんのことを学んだ。経済産業省は業界団体とのやりとりから世の中を知っていた。Cool Japan室を作ると私こそが!と言う人がたくさん来て、業界や地域などの境界の間で活躍している人たちの存在を実感をした。組織から個人へと言う流れの中で何をすべきか」

「一番自分に取って身近なknown known、known unknown、そしてunknown unknownの世界へ広がっていかなければならない。クリエイティブ産業課を新しく作り、政策のパラダイムシフトをやっていきたいと思う」

 この政策のパラダイムシフトに対して3つ提案をしている。

「これまで政策は上意下達だったが、震災を見ると機能しない。逆ピラミッド方でアイディアを集める仕組みを考える必要がある」

「アイディアはこれまで分類されていた。例えば本屋のように。ここから編集へと向かわなければならない。例えば松丸本舗みたいな場。セレンディピティが起きる場になっている。編集能力が重要になる」

「メディアの在り方について。震災の時、Twitterなどで自主的に行動した人が多かった。誰かが自主的に交通整理した。私どもがご迷惑をおかけしている原子力の問題で、過去の問題と未来の問題を考える必要がでている」

高木美香 / 経済産業省クリエイティブ産業課 課長補佐 #TEDxTOKYO_yz

 これに対して3つのプロジェクトを起こした。

「アイディアを集めるプラットホーム、Mazerを準備している。日本の母なるクリエイティブを集めること、そして混ぜる、と言う2つの意味。モノになったアイディアを誰かが実現できるようにする」

「私は元々デザインの担当をしてきた。デザイナーが伝える力をもっと役立てられないか。日本の文字情報とテレビの映像情報があるが、感情的になりやすく、流されやすい。しかし未来を知るためにはデータが必要で、客観的に考えるヒントが必要。そこで伝えるインフォグラフィックス、「ツタグラ」を始める。データとビジョンを持っている専門家と伝える力を持っているデザイナーがコラボレーションをする」

「3つ目は、ストーリーについて。日本の高度成長は1つの大きなストーリーにみんなが乗っかってきた。現在は大きくする物語へと向かう。自分が描いた夢をツールを使って、世界中に広げられる。そのためのサポートやリソースはたくさんある。物語をどんどん作れることに貢献できたら良いな、と思う。日本の物語は、日本対世界と考えず、自分のフィールドをアジアまで広げてはどうか。お箸で食事をするような文化を共有している人たちと、生きていかなければ大きな未来は描けない。そこでクリエイティブ東京カンファレンスを企画している。東京をアジアのクリエイティブのハブにする。私の友人も香港やシンガポールに引っ越してしまっている。いろんな人が集まる都市に人が集まっている。東京もその動きに取り残されないように。」

 最後に、非常に重要なことを指摘した。それは、広く参加できる、と言うことだ。

「政策の中で誰もにオープンにしていることは少ない。クリエイティブはプロセスを変える力があり、政策でも同じ。プロセスを変えていきたいと思っている。ぜひ参加して下さい」


Author

松村太郎 Taro Matsumura

Taro's Portraitジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact

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